薔薇の実《襍木 ・/・古往今来218》

“カルメネッタ”の実。 “カルメネッタ”の実。
Rosa'Carmenetta... Rosa'Carmenetta'の花(6月)

バラ(薔薇) バラ科(Rosaceae)
学名:Rosa“Carmenetta”
“カルメネッタ” Carmenetta (HGlau)
1923 カナダ Central Exp,Farm
(R,glauca×R,rugosa)

春先に瀟洒な花を咲かせる薔薇の交配種“カルメネッタ”
ロサ・グラウカ(ロサ・ルブリフォーリア)とハマナス(ロサルゴサ)の交配種。
特長的には、片親のロサ・グラウカが色濃く表れている。
花径:4cm位、小輪一重で小さな棘が沢山、萼の外側にも棘毛がある。
香りは、弱い。1923年、カナダのIsabella Prestonが作出したバラ種。
花後の実にも棘状のものが!?!。。。。花より葉っぱが有名なんだとか??

* * * * * * * * * * * * * 
「平塚市花菜ガーデン」で散策し始め、オ-ルドローズエリアで真っ先に目についた!!
それが、‘カルメネッタの実’だった。どことなく惹かれた。
R,rugosa(ハマナス)といえば、昔ファルコンさんが、、、!!
ハマナスのローズヒップ(実)を紹介されて居られ、その画像を思い出した。
喰いじのはった僕には、「ローズヒップ(実)」と言ったら・・・!
ノイバラの花が落ちた後に出来る花の根元がふくらんだ部分(偽果)しか浮かばない。
あかね色でちょっと甘酸っぱくビタミンCを含む。カロチンや、グネシウムなどが含まれてる。
西欧の家庭では、古くからローズヒップをお茶やジャム、リキュール等に利用し楽しんでいる。
食文化の一端を担っているものだ。異国に居った時に学んだは、ノイバラの存在だった。
ノイバラは、観賞用灌木バラとは違い、バラ科落葉低木で高さは約2m位、枝には鋭利なトゲがある。
5~6月に白や淡紅色の花を咲かせ、その後、数ヶ月でローズヒップがあかね色に熟す。
今でこそハーブティーを極普通に頂きているが、30年以上前頃の僕には!!!
バラを見ながら、昔を思うた。。。!
* * * * * * * * * * * * * 


11月05日誌「平塚市花菜ガーデン」


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最近は、ハイビスカス&ローズヒップティーばかり好んで飲んでいますが、少し前までは未知の世界でした。
薔薇=花のイメージしかありませんでしたし・・・不思議なものです。
投稿日 2014-11-11 23:19

ワオ!と言っているユーザー


コメントありがとうm(._.)m。

ローズヒップティーってビタミンCが実に豊富だとか!!なんと、オレンジの20倍!レモンの60倍!って、家族がいっていました。

本音で言えば、僕は、緑茶の方が好みです。周りの人間が、お洒落にハーブティ-を飲んでいるとき、緑茶ありますか!と聞くへそ曲がり^^)。

9・10日と伊豆に行ってきました。
海岸の崖上に、ヤマホタルブクロやコウヤボウキも見れたり、楽しんできました。
野の海岸線近くの紫陽花、新芽が見れたりで、、、近くブログにアップしようかと思うのですが、デジカメが巧く使いこなせない。ピントがイマイチで頭のなかは、熱くなっています(・へ・)!?!。
投稿日 2014-11-12 17:31

ワオ!と言っているユーザー


ハマナスはくまごろうが週2回走っている遊歩道沿いなどにたくさん植えてありますが、写真のカルメネッタの実によく似た実をたくさんつけます。

仙台に住む友人がハマナスは正しくなく、本当はハマナシであり、東北などで訛ってハマナスになった、と主張していますが、ほんとうのところはどちらが正しいのでしょう。
投稿日 2014-11-14 10:34

ワオ!と言っているユーザー


おはよう御座います。

今朝の関東地方は、快晴のお日和。
寒さも増して、今朝は身が引き締まりました。

扨、さて。。。たのしい??
ハマナシ(浜梨)、ハマナス(浜茄子) 
どちらが先か?? 卵・鶏論争と同じようです。

バラ科の原種は、世界に10種類くらいしかありません。
そのうち3種類が日本固有種です。
落葉低灌木の薔薇ですが、仲間にコハマナス・シロバナハマナスの名が見られます。
近代「ハマナス」名が一般化しましたのは歌に登場するからでしょう。
あの歌詞の場は、北海道です。
この薔薇の自生分布は北海道から主に日本海側、島根県まで。太平洋岸では茨城県が南限とされております。
そして、砂浜・海岸に生育しているようです(調査したわけであありませんので聞きかじり)。
よく解説書等で目にしますのは、
実がナシに似るのでハマナシ(浜梨)がなまったという説。
根拠は、自生地(発見地)が東北ですので発音的に「なし」が「なす」になったと。

またハマナスは浜茄子のそのものの感じではないか?とか云われています。
これは、今の茄子は、細長いのが主流ですが、かつてはトマトののような丸いものがありました。
ナス科のトマトのような植物、つまりは「ハマナス(浜茄子)」。

これ等は、形からの話しであって、「実」の食感からすると海辺の梨が適当と思えます。

植物界では、
* ハマナシ(別名イワナシ)ツツジ科の常緑小低木、高山植物、学名 Epigaea asiatica
* 浜梨、苔桃の別称
もあります。

浜梨をハマナスの和名とする考え;中国のマイカイの翻訳でハマナスとする説。
出典;
『中国高等植物図鑑』『花卉詞典』R. rugosa R. odorata
『原色樹木大図鑑』R. rugosa R. rugosa var. plena	 
『改訂増補牧野新日本植物図鑑』	R. rugosa R. odorata	 
薬用植物園 R. odorata var. thea	 
神代植物公園	R. rugosa	R. x maikai	  
 R. rugosa には、次のような品種がある。
  ベニマハナシ cv. 'Scarlet' スカブローサ cv. 'Scabrosa'  

和名は、やはり果実を食用にすることから浜梨の意で、
ハマナスはその東北訛とし、浜茄子と書く事自体は誤りと思います。

かつての日本山岳会会長を努められた武田 久吉 理学博士が『民俗と植物』の中で語っております。

【昭和八年八月六日の新聞の『ラジオ版』なるものを見ると、その日の午後に「東日本俚謡競べ」という催しがあると書いてある。その先頭を承るは、札幌で放送される二曲「恋のお神威」と「紅燕情話」とで、次は函館の「江差追分」、秋田の「祭礼ばやし」から、長野の「木曽節」等々、最後に「松任プールの歌」なる駄作までズラリと顔を並べている。
 ところでこの「恋のお神威」は河合裸石原作、灰野庄平作歌とあり、「紅燕情話」は河合裸石原作、山岸荷葉作歌とあるが、いずれも「浜茄子(はまなす)」の花を多分に詠み込んであるのをみると、原作者あるいは作歌者、または御両所とも、余程この花に憧憬を持っておられるものとみえる。
 これはいうまでもなく、本邦東北地方から北海道、千島、カムチャツカ、またシベリア、沿海州、満州、朝鮮北部等に亘って、単調な海岸に一点の紅を添えるところの、俚称ハマナスというバラの一種を指すことと直に首肯できる。しかるにこのハマナスなる名称は、このバラの実――やかましく言えば真正の果実が着生する花床(花托)――の外形が幾分梨子(なし)に似ると共に、子供達の食用にもなる処から、浜梨子の意味で命ぜられたものを、東北弁でハマナスというだけのわけであって、浜茄子の意味では毛頭ないのである。・・・
 ハマナスがハマナシの訛であろうと考えた私は、去る大正八年聊かその穿鑿を試みて、これを『植物学雑誌』第三百八十七号に発表した、・・・】

『花壇地錦抄』(1695)巻三「荊棘(いばら)のるひ」に「はまなす 花こいむらさき、ひとへ、大りん」と、また「梨子(なし)るひ」に「嶋梨子(しまなし) 赤くちいさき実あり。はまなし共いふ」と。

これ等を見ますと、クマゴロウさんのご友人が語られておられますように{訛り」説が妥当かと存じます。

全く関係ありませんが、僕は、「ハマナシ」といえば
横浜市内で採れる梨の地域ブランドです。豊水、幸水、新水が有名ですが{浜梨」も美味しい。
投稿日 2014-11-15 09:33

ワオ!と言っているユーザー


ハマナシーハマナス論争は歴史的なものなのですね。多分、知床旅情のヒットで現代社会ではハマナスが優勢になったのですね。

そう言えば皇太子妃雅子さまのお印はハマナシではなく、ハマナスですね。
投稿日 2014-11-15 10:33

ワオ!と言っているユーザー


植物界は、学会・園芸界と二通りあり園芸界のほうが認知度が高くいつの間にか園芸用語が一般的になってしまっているようです。

僕自身、無意識で「ハマナス」と言っています。其のくせ漢字を書くとき「浜梨」と書いたり。守備一貫しておりません。。。少し反省m(._.)m。

皇太子妃雅子さまのお印、ハマナスでしたね。気に留めておりませんでした。この程度です、我が感覚。。!
投稿日 2014-11-15 12:33

ワオ!と言っているユーザー