蓮の花が各地で咲いていると・・・!報道やら友達からの連絡。
而して、今や珍しくもなくなった「古代蓮」。
大賀博士の研究・尽力で数千年の時を以って蓮が蘇っている。
日本で見つかった古代蓮の「種」。浪漫あふれるが!
旅先でもアチラコチラで「古代蓮」に出会う。
こうなると、「もういいょ」ってへそが曲がってきた。
そんななかで、以前より気になっていたこと。
古代蓮、日本で出土した「種子」とは異なり中国出土の「古代種子」。
大賀博士が種子を開花させたことには変わりないのだが、、、。
ブログルを使わせて頂いた最初の年、2005年の夏に投稿した、
「孫文蓮」のこと。
この「孫文蓮」今では、下関市の長府庭園で見ることができる。また、このような紹介記事もある。
前置きが長くなったが、この「孫文蓮」、神奈川県・鎌倉市の鶴ヶ岡八幡宮の池にも分植されているのだ。
私事だが、諸々の事情あって、鎌倉を離れて久しい(とは言っても往来はしょっちゅうしてるが)。
タイミング悪く、「孫文蓮」とご対面できていなかった。のんびり構えても居たのだ。
所がこの数年、友達から八幡宮の関係者は、「孫文蓮」のことなど知らないって??聞かされていた。
其の友人にしてもどれが「孫文蓮」?? そんなの存在していないのでは???と。
分植された年に観蓮会を持ち、その時の記録を僕が書いた。
手持ちもあるが、鎌倉の図書館に必ずあると・・友達を誘って資料室を訪ねた。
こちらの指定した「鎌倉の自然を守る会々報」を見せてもらった。
会報誌「ゆきよもぎ」第106号に記事が見えた。
これで友達も納得してくれた。そして・・・いざ、源氏池へ。
観光客でごった返す池を久し振りに見た。
1976年春に分植された位置にらしき蓮が、、、そして増えた蓮たちが瀟洒に咲き誇っていた。
だが、ウル覚えだ。実際に目の前の「蓮」の種類の特定は、見た目ではわからない。
八幡宮関係者は、単に「古代蓮・大賀蓮」と思っているらしい!?!
鎌倉市は、近代史・現代史を深く検証すべきだ。
史実の検証と記録保存を急がないと、生き証人が少なくなっているのだから。
鎌倉の文化人たちよ・・・、この30年余り何をしていたのか??って疑問を持つ。
池でそして小町通りを見て、まさに「昭和は遠くなりにけり」、
って寂しく、否、己に課する目標をみつけたって、帰宅した。
個人的に遥か昔の花の色など正確に覚えていない(写真は見つかるかもしれないが)。
今の己の感覚、モノクローム写真のようだ。
しかとDNA鑑定でもして、八幡宮のハス群の種類選別をはっきりさせてもらえないものか。
些細な文化史かも知れないが、1960年代から70年代は、激動の時代でもあった。
緑(自然)の環境保全・古都保存法、これ等の問題は70年安保問題で陰が薄い。
近代・現代の生活環境(緑地・自然環境)、都市開発問題の発祥地的原点が鎌倉であった。
これ等を想うと、今の鎌倉は、単に「観光地鎌倉」としか見えない。
半世紀前の東京オリンピックの頃に問題提起され一応の解決を見たが、
未だ不十分な「歴史的環境」整備、否、悪化してる環境が、今の鎌倉の姿。
歴史・文化の記録と検証。それに基づく生活環境・文化遺産整備。
久し振りに拝んだ、源平池の蓮。
「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」
7月20日誌「7/20鎌倉鶴岡八幡宮源氏池」
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