《ブログ・サァ~フィン③》ウラボシ科の植物!?!

「ヒメノキシノブ  姫軒忍」ウラボシ科(Polypodiaceae)ノキシノブ属
[学名] Lepisorus onoei (Franch. et Sav.) Ching
[草丈]3~10cm・常緑性;樹幹、岩上に着生;北海道(西部以南)、本州、四国、九州に分布。
常緑の着生植物。ノキシノブに似ているが小型。
根茎(こんけい)は、細長く横に伸び、樹皮などにまといついて伸びる。
鱗片は長さ2~3mmの線状披針形~披針形、褐色。
葉は単葉、3~8cmの線形~線状へら形で、葉柄がある。葉先は鈍頭~円頭。
ソーラス(胞子のう)は円形、葉の上部半分だけにつく。
若いソーラスを被う微細な楯状鱗片はほぼ円形でノキシノブより小さく、長さ0.2~0.3mm。
上の2画像は、借り物です。
箱根早川・塔ノ沢上部



先日、箱根で渓谷散歩をしてる時、ヒメノキシノブと出会えた。
連れ立った人々は、初めて見ると、喜んでおられた。

ブログルの花の先生と頼りにされてる「ファルコンさん」が成長観察されてる「ノキシノブ」、
山間では、こんな姿、と紹介したい(樹に着生してる時)。
但し、「ノキシノブ」は、もっと葉長が長く横幅も大きい。

「ノキシノブ」、かつては薬草でもあった。採取して陰干しにして乾燥させる。
生薬(しょうやく)で、瓦韋(がい)と呼ぶ。
瓦韋(がい)は、利尿薬として、1回量2~4グラムを適量の水で煎じて服用した。
又、皮膚の腫れもの等、患部に塗布した。しばらく前まで実際に使われていたものだ。
瓦韋(がい)を細かく刻みビンに入れゴマ油を同量程度入れ1~2ヶ月保存してから使用した。
各地の山村で聞いた使い方。それ程に一般的に見られたものだが、環境が変わりすぎて??

今回、箱根のごく一部を見ただけだが、箱根は、シダ類の宝庫でもあるようだ。
花と違って彩りは地味だが面白い形が色々とある。
来春は、花だけではなくシダ類も見て回りたい。
このノキシノブ「万葉集」にも「子太草(しだくさ)」の名で詠まれている。
中国では、ノキシノブを七星草(しちせいそう)、金星草(きんせいそう)、骨牌草(こつはいそう)などと呼んで居る。
自然豊かな彼の国が、人間に寄って汚されつつあるようだ。如何ともし難い。




追記;毎度ですがm(._.)m(^з^)。
※よそ樣のブログを引用して己のブログをたてる、少々気が引けますが楽しい内容、引用させていただく花々に免じてお許し願いたく思います(この拙いブログを読まれるかはわかりませんが!?!)。※

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zakkahさん、違った面からの「ヒメノキシノブ」の解説、ありがとうございます。
また月末の31日が近付いており、今月の観察記録をのせたいとおもいます。

木々に寄生している姿のように繁殖を期待しているのですが、本来のように樹皮に着生する環境とは違いますので、この先どうなるのかと心配しながら、毎日成長過程を眺めております・・・。 (汗)
投稿日 2013-10-29 21:00

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ファルコンさん、コメント有難う存じました。

観察記録、楽しみですが・・・苦しみでもありますね。経過観察って胃が痛むので。
とは、いうものの“楽しみにしている”勝手な他人もおりますm(._.)m(^з^)。
投稿日 2013-10-30 12:54

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