デジタルトランスフォーメーションって何？

デジタルトランスフォーメーションという言葉を最近よく聞きますが、実際に何をどうすればよいのかよくわかりません。また、多くの IT 企業が言うデジタルトランスフォーメーションは、ハードウェアを含めたシステム販売のキーワードになっており、その実体は、営業のバズワードに過ぎないものになっています。

バズワードとは、技術的な専門用語から引用したり、それを真似た言葉で、しばしば、素人がその分野に精通しているように見せるために乱用される、無意味ですが、かっこいい、それっぽい言葉のことです。また、特定の期間や分野の中でとても人気となった言葉という意味合いもあります。権威的で、専門用語的であり印象的な技術用語です。

上記の説明でもわかるようにデジタルトランスフォーメーションは残念ながらバズワードに過ぎないというのが私の考えです。以前私はブログルでも書きましたが、デジタルトランスフォーメーションに最も近い言葉は、オフィスオートメーション(OA)です。1980年代から90年代までオフィスをコンピュータ化する動きがありました。それをOAと呼びました。

OAをすることで会社が格好良くなる、最先端のように見える、人を集めやすいなど色々なメリットがありましたが、実際のOAはPCの販売用語でしかなく、ソフトウェアが一緒に売れただけで、誰もがパソコンを持てるようになるまで、10年以上もかかったのです。

デジタルトランスフォーメーションで何をしなければいけないのかということを考える前に、今社内で何の効率が悪いのかを分析し、それをコンピュータとソフトウェアで解決できるかどうか検討してみてください。それが、OAでデジタルトランスフォーメーションです。

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内倉憲一（うちくらけんいち）
米国 Pacific Software Publishing, Inc. 代表

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米国で最初のコロナウイルス感染者が発見された2020年1月20日からの経過日数。

昔の話です、私がシステムを作って納めた会社に、1999年会計士の先生が来ました。「コンピュータ屋さん、ここの2000年問題はどうなってるんだね？」と、高飛車に尋ねてきました。私：ここでは対策は無用と判断しています。会：そんな事はない、2000年問題の対策をしないと大変な事になる。私：先生のご指摘の2000年問題は、どこなんですか？会：だから2,000年問題なんだよ！私：私には、このシステムで2000年問題は無いと判断しています、先生の問題点はどこでしょうか？会：キミは理解していないねえ、2000年問題なんだよ！！（声が大きくなりました）私：私は先生が2000年問題の本質を理解していないと思います、例えば・・・・・会：失礼な！、問題が起きたら　お前の責任だぞ！！私：勿論です、私が全責任を負います、でも何もなかったら、先生は私にどのように説明していただけますか？会：怒って席を立ちました。 2000年の結果、その会計士は、その会社との契約を解除されました、なにかと恫喝まがいの指導が多かったと経理担当者は言っていました。 DXも同類のように思います。コンサルは昔QC、ISO、OA推進、今DX　です