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米国起業家、内倉のニュースレター Vol.82

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研究・開発・マーケティング 研究・開発・マーケティング
製品開発に関する米国と日本の違い

製品の開発とリリースの方法には、米国と日本の間に根本的な違いがあります。

米国では、できるだけ早く製品をリリースすることが重要です。製品は市場に早く出せるのですが、製品に多くの問題が発生する場合があります。しかしそれらの問題は、すぐに修正されることも事実です。

米国で製造されたものの初期バージョンにはリスクが伴うことが一般に理解されています。それが Ashton-Tate 社がデータベースソフトウェアの初期バージョンをdBASE II と命名することを決めた理由でした。そうです、初期バージョンなのに II という名称が使われました。これによって dBASE II は dBASE I よりも優れているとアピールしたのです。言うまでもなく dBASE I は世の中には存在していません。

一方、日本人はデザインと品質管理に多くの時間を費やしています。ですから日本製品にはほとんど不具合がありません。当然、開発期間は非常に長く、費用も高くなります。しかし、品質の良い製品が出荷されることも事実です。ただ、問題が発生しても対応に時間がかかります。それは問題が起こるという前提で設計がされていなからなのです。

Microsoft Windows がリリースされたとき、日本向けの Windows はすべてNEC、富士通、東芝、ソニーのようなメーカーが Microsoft 内のオフィスで、Windows ソフトウェアの機能を検証していました。そのため、日本でのリリースは、米国よりも遅れることがよくありましたが、日本語版の不具合ははるかに少なかったのです。

消費者にとっては問題のない製品が常に望ましいですが、製品をより早くリリースする会社は、市場、特に投資家により受け入れられます。現在の傾向は、より早く開発し、後で修正することです。そうしなければ今はビジネスとして生き残れない時代になってしまいました。




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内倉憲一(うちくらけんいち)
起業家 & Pacific Software Publishing, Inc. 代表
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