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PSPINC代表 内倉憲一の公式ブログ

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原子力発電

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原子力発電
今世界で原子力発電は良くないという話をする人が多い。確かに事故を考えるとそういう考えになるのは仕方が無いことだ。しかし、今の状態では電気の必需性は増えることはあっても減ることがないことも事実です。そして安全に運営されていいるのであれば原子力発電は非常にクリーンなエネルギー源です。

今回の福島第二原子力発電所の事故は、原因が人災ではありません。原因は震度9という地震とそれによって発生した津波が原因です。この地震と津波とは原発だけではなく、日本の東北が全く想定していなかった規模の災害なのです。これが原因であるということを忘れて原発自体を批判するのは良くないと私は考えています。

本当は震度9や20mの津波を想定して原発は作るべきだったと言うべきでしょうが、それは考えていなかったのだからどうしようもありません。今後は震度10や30mに耐えられるように作るべきですが、そうしてもそれを上回る災害が起こらないという保証はありません。

今、私は災害による事故が発生したときの対応が悪かったことが問題だと思っています。水を送り込む機材がない。海水以外に冷却に使える真水の備蓄がない。電気がなければ何も出来ない施設である。

例えば、発電所を全てプールのような構造にして。問題が起こったら発電所ごと水に沈めてしまうようような構造にするのも手段でしょう。それがコスト的に高過ぎるのなら原発はやめれば良い。事故は何をしても起こります。起こった事故の対策が今回の問題であって、原発自体を云々言う時ではないと私は思っています。
#救済

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くまごろう
くまごろうさんからコメント
投稿日 2011-05-03 10:04

内倉さんの申されるとおり、原子力発電は多くの国にとって必要なエネルギー供給設備であり、今回の事故のために反原発の世論が醸成されることは好ましいことではありません。風力や太陽光発電、さらにはバイオマスのようなものが原子力に代る基軸エネルギー源にならないことは、少しエネルギーのことを勉強すればすぐにわかります。今回の事故もふまえたより安全な原子力発電所が建設されることを念願します。

原子力発電所は原子炉や燃料の冷却が重要であることは関係者は皆知っています。それなのに非常用電源は1系列のみで外部電源供給システムはなし。またたとえ非常用電源が起動出来てもポンプや配管システムが破壊されていれば必要な冷却が出来ないことは普通の技術者でも想定出来ると思います。

日本の原子力発電所は経産省や原子力安全保安院の基準に基づいて設計すればそれで良し、という役所と業界のなれあいや、原子力関係技術者の思考停止が今回の事故の本質的な原因ではないでしょうか。この点からこの事故は人災ではないか、と感じています。

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内倉憲一
内倉憲一さんからコメント
投稿日 2011-05-03 19:45

まさに最悪の最悪を考えていない、マーフィの法則が考えていない人災です。

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