Amazon Web Service が落ちた！

世界のパブリッククラウドサービスの４５％のシェアをもつと言われる Amazon Web Service（AWS）が４時間サービス停止、１８万社を超える Web に影響が出たという話が話題になっている。それも原因は、エンジニアのタイプエラーというから驚きだ。

ヒューマンエラーで AWS が落ちる設計自体が怖いという人がいるかもしれないが、結局 AWS も人間が作ったもの、人間を超えることは出来ないと考えrべきだろう。落ちないサービスは作れないのかという疑問が生まれる。以前ボーイングの方の話を聞いたことがある。

「絶対に落ちない飛行機はつくれないのか？」

この答がすごい。「絶対に落ちない飛行機は作れるが、重すぎて飛べなくなる。飛べない以上落ちることはない。」

インターネットのサービスでも同じことが言えるのではないか。「絶対に落ちないインターネットサービスは作れないのか？」答は「作れるが、高くて誰も使わなくなる。誰も使わないサービスは、落ちても誰にも影響はでない。」

飛行機もインターネットも費用対効果を考えて設計されていることを忘れてはいけない。出来るだけのことするにしても、ビジネスとして成り立たない飛行機やサービスを作っても意味が無いのだから。

AWS に関して言えば、よくここまで落ちなかったと驚くべき。でもこのような全断はないにしても、ここに至るまでには数百回と小さな問題が発生してきたのだろうと思う。同業者としては、よく４時間で戻せたと感心しているぐらいだ。

全く同意見です、動いて当然、当たり前になっているように感じる事が怖い。その裏方は実に大変な苦労をしていますが、99％の方はそんな事はご存じなく関心もありません。一見無料のサービスなどが、このような想いを持つ一因と思います。 Serverを自分自身で構築し、そのメンテがどんなに大変かは現場の人しか解りません。