3月
8日,
2022年
押し入れに「VHSビデオテープ」は眠っていませんか?
今朝たまたま目に入った朝刊の記事。
「磁気テープ『再生不可』の危機」
おー、確かにそうだ!
実は我が家も今の家に引っ越す前に、段ボール一杯に詰め込まれた「VHSビデオテープ」をDVD化したのを思い出した。
息子の運動会、娘の学芸会や演奏会での晴れ姿。そして、家族と共に5年間過ごしたニュージーランドでの日々。
これらが詰まったVHSビデオテープ。
新聞記事によると、VHSビデオテープなどの磁気テープ自体はもちろん、製造を終えている。そして、そのテープを観るための「再生機」の確保が難しくなってきている、とのこと。
そしてその再生機も多くのメーカーでの保守サービスは終了、わずかに残る数機種も来年2023年3月に完全に終わってしまうらしい。
ひょっとして押し入れの奥に
「オープンリール」
などの音源テープをお持ちの方は、特に急を要す。
オープンリール?
この存在自体をご存知の方も、少なくなってきていることだろう。
忘れもしない、もう亡くなってしまった母方のおじさんとのやりとり。
当時まだ私の母の実家にいて、大学に通っていた叔父から始めて見せてもらった「オープンリール」。
音声を録音したり再生できる電気機器だが、磁気テープが二つ、正面に丸出しになっていて、それらがくるくると回りながら録音・再生をするものだ。
もっとも印象に残っているのが「逆回し」。
録音した音声をそのまま再生するのではなく、文字通り逆回しに再生するのだ。
自分の声がまるで「お化け」の声のように聞こえてきて、この世のものとは思えなかった。
もう50年以上も昔でありながら、鮮明に残っている記憶である。
そんな思いでや記憶を助ける「磁気テープ」。ディジタル化して、ぜひ後世に残して欲しい。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお