宮が尾古墳は大麻(おおさ)山と我拝師(がはいし)山に南北で挟まれた丘陵地に、7世紀初頭に築かれた終末期に当たる古墳です。わりかし小型の円墳で、1号、2号墳がみかん山に開墾していて偶然発見されたそうです。 横穴式石室には人物や馬・船などが多く描かれた装飾古墳です。 県内に線刻画の古墳は幾つか確認されてますが、宮が尾古墳の他の古墳よりも内容が充実していて、古墳時代の葬送儀礼の一端がうかがえるばかりでなく、当時の習俗を視覚的に伝えてくれます。 予めLEDライトを用意してましたが石室内の照明だけの方が陰影がハッキリして良かった様です。正面から当てる光も照度は上げますが、それによって消える情報もあることがが有りますね。