今回高野山では一乗院に宿泊した。宿坊は新たに増築しているため、お部屋をはじめ浴室、トイレなどの設備はとても良い。
6時からの精進料理の夕食が済むと少し本を読んで9時には床に就いた。今日一日の旅の疲れもあったが、明朝は身支度して6時からの勤行に参列するため、早起きしなければならない。また宿坊では置かれているテレビを見る気もあまり起らない。
夜具は畳の上に敷布団がマットレスなしに直接敷かれていたため、洋子さん共々背中や腰が痛かった。
朝6時から本堂で行われた勤行はおごそかで、心が洗われるような気がした。和尚さんが声明に明るいせいか声明に始まり、その後読経となったが、お経の中によく知っている般若心経はなかった。うろ覚えの理趣経が読経されたように思われる。私の記憶が正しければ、理趣経は真言宗ではもっとも多く読経されているはず、とのことである。高野山に参詣している神妙な気持ちのためか、40分の勤行もそれほど長く感じず、正座も何とか持ちこたえられた。
高野山では弘法大師が祭られている奥の院、金剛峰寺、根本大塔、国宝や重要文化財などが納められている霊宝館などを訪れた。
金剛峰寺は高野山真言宗総本山ではあるが弘法大師や高野山に較べると歴史が浅く、1593年に豊臣秀吉が建立し、1863年に再建されたのが現在の建物とのことである。しかし関白秀次自刃の間である柳の間もあるので、一部は秀吉が建立した当時のものであろう。雲海の中にいる雌雄一対の龍をイメージしたという石庭はかなり広い。世が世なら私たちのような庶民はこのようなところに立ち入ることは出来なかったのであろう。
写真撮影出来なかったが、根本大塔に安置されている大日如来像は安らかなお顔で神々しい。
高野山を訪れるのは今度が3回目である。
最初に訪問したのは昭和27,8年まだ小学生だった頃、母方の祖父の納骨のために叔母たちと宿坊に数日間滞在した。喜寿のお祝いに母の希望で兄夫婦、姉とともに訪れたのが2回目で、もう20年ほど昔のことである。
今回は祖父母をはじめとする先祖や叔母たちをお参りするのが主目的であるが、最近弘法大師や真言密教に強い関心を持っていることもわざわざ高野山まで足を運んだ理由のひとつである。
なんば駅から南海電鉄に乗って極楽寺まで行き、そこからケーブルカーで高野山駅に達するのは最初に来た時と同じだ。
タクシーで奥の院口まで行き、手を清めてから墓地を進み、芭蕉の句碑近くにある墓所まではゆっくり歩いても15分位だ。
大阪のしかも道頓堀に来たのだから、と洋子さんとふたりのディナーはたこ焼きとお好み焼きと焼きそば。
大阪のお好み焼きの焼き方のお流儀などをわきまえていないので少し不安だったが、呼び込みに誘われるようにたまたま入った『くれおーる』では、出来上がったお好み焼きをテーブルの熱した鉄板の上に置いてくれるので恥をかかずにすんだ。
たこ焼きは中がクリーミーのあつあつ、お好み焼き、焼そばはソースがとても美味しく、生ビールが進んだ。
東京生まれで東京育ちの私は大阪になじみが薄い。亡き父は大阪生まれ大阪育ちで勤めていた会社も大阪が本社のため、東京に移住後もしばしば大阪を訪問し、特に役員となってからは少なくとも月に1回は大阪に出張していた。
そんな父がよる遊びに行くところのひとつが道頓堀であったことは想像に難くない。
今回の日本訪問では高野山に墓参に行くのに大阪に一泊して翌朝早い南海電鉄を利用するため、なんば近くのホテルビスタグランデに宿泊した。このホテルは道頓堀のすぐ近くにあるが、とても清潔で設備も整っており、洋子さん共々大満足。
夜は道頓堀に繰り出したが、ここでも外国人が多いのにびっくり。大阪に来たのだから、とお好み焼き、たこ焼き、焼そばのディナー。
写真はえびす橋の近く。
魚河岸に続いてこんなブログを書くと、私はよほど食意地がはっている男と思われるかもしれないが、アメリカに住んでいてたまにしか日本を訪れないことを斟酌してもらえば許されるだろう。
多分10年ぶり位になる横浜の中華街を訪れ、かねてよりインターネットで狙いをつけていたふかひれ専門店で夕食をとった。注文したのはふかひれの姿煮、ふかひれのスーラータン(アメリカではHot & Sour Soupと呼ばれているスープ。)、ふかひれのおこげ、ふかひれ入りの餃子それに生ビール。まさにふかりれづくし。想像に違わぬ美味に酔いしれたことは言うまでもない。こんなことを書くと、内倉さんやフィッシャーマンさんがうらやましがるだろう。
それにしてもたまに訪問する日本の生ビールはおいしい。
日本に到着した翌々日、洋子さんと一緒に築地市場の中にあるすしまるを訪ね、すしまる(特選寿司)と海鮮丼を注文した。当然のことながらどのねたも新鮮この上なし、しゃりも最高で、日本を訪問してすぐにこんな美味しい寿司や海鮮丼を食べたら、他の寿司なんて食べられなくなりそう。
これだけでも日本に来た甲斐がある!!!
約2年ぶりに洋子さんとともに日本を訪問した。今回は墓参が主たる目的で、千葉、鎌倉、高野山の墓所を訪れる。
到着して最初の土曜日は築地魚河岸での早い昼食の後、鎌倉霊園にある両親の墓に参り、40年以上前によくデートに行った横浜元町を訪ね、横浜中華街で食事した。
翌日は浅草の観音様をお参りしたが、観音様を祭る本堂は補修工事のためか完全に覆い隠されていて見ることが出来なかった。観音様にはいつものように無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願した。仲見世通りは日曜日のためか混雑していたが、耳に入ってくる言葉の半分以上が日本語ではないことに驚いた。
今日はクラブにおいて午前8時30分ショットガンスタートで今年最後のイベントであるMen's Best Ball Tournamentが行われ、いつも土曜日に定例ゴルフをラウンドしているキャプテン(元大型マグロ漁船の船長)と組んで参加した。朝のうちは雲が多かったが10時過ぎには上天気となり気温も18度前後の快適なゴルフ日和であった。
私はショットが冴え43/47、キャプテンは51/49だったが、二人が同じホールで崩れることがなく、上がってみればネット11アンダーの61、ダントツでわれわれのディビジョンのチャンピオンになった。2人の合計賞金$200は悪くない。ランチの際に祝杯をあげたのは言うまでもない。
先月のクラブチャンピオンシップでも私のディビジョンではベストネットで$170の賞金を獲得し、キャプテンも2位で$100稼ぎ、相次ぐ賞金に二人ともハッピーだ。
ちなみに私のUSGAハンディキャップインデックスは昨日現在また下がって16.3となっている。
来週半ばから2週間、久し振りに日本を訪問するので暫くゴルフはお預けとなる。シアトルに戻る頃はメープルもかなり色付き、また雨の多い季節になっていることだろう。雨の中でのゴルフのシーズン到来だ。
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