私は10キロ位しか走れないが、娘は今年1月にはフルマラソンを走り、6/27にもシアトルマラソンでハーフマラソンを走る。彼女のボーイフレンドのTomは今度の日曜日に行われるアイダホ州のCoeur D'Alene Ironman Triathlonにエントリーしている。
このレースはSwim 2.4 Miles (3.84 Km)、Bike 112 Miles (179.2 Km)、Run 26.2 Miles (41.9 Km)で、Tomは一昨年も参加し10時間12分でフィニッシュしている。今回は9時間45分が目標とのこと、一定以上の記録が出れば10月にハワイで開催されるIronman World Championshipの出場資格が得られるそうだ。
Tomはこのレースのために今年1月からトレーニングを続けており、今の調子は悪くないそうだ。
健闘を祈る。
シャクナゲが咲き終わったわが家の庭で、今もっともはなやいでいるのはシャクヤクだ。さすがは百花の王であるボタンの親戚だ。
『立てばシャクヤク座ればボタン、歩く姿はユリの花』
この花を眺めていると清楚で美しい乙女を想像する。
マーサーアイランドの歩道や公園の周辺にはハマナスがたくさん植えられている。今頃は赤や白の花がまっさかりでとても可憐だ。私が走るトレイルにもたくさん植えられていて、今頃からオレンジ色の可愛らしい実のなる秋頃までは疲れた体をちょっぴり癒してくれる。
日本に住む友人からハマナスは正しくはハマナシで、漢字では浜梨と書くと教えられた。東北などでナシが訛ってナスと発音されているのだという。でも日本では知床旅情の歌詞のせいか、ハマナスが市民権を得ており、列車名、客船名などでも大手をふっている。ちょっと調べたら、雅子妃殿下のお印は『ハマナス』。東北訛りが皇室でも通用しているのだ。
昨日夕方、孫息子のリトルリーグの地区優勝決定戦を観戦した。
今年で4年目になるが、最初の年はT-Ballと言ってゴルフのティーの大きなやつにボールを載せて打つ。2年目はボールを投げる機械を使ってピッチャーズマウンドから投げたスローボールを打つ。3年目からは投手がボールを投げるが、山なりのボールのためストライクになるのがまれな位でフォアボールが多い。塁に出れば牽制球を送ればエラー続出で盗塁はやり放題の上、ピッチャーの投げたボールを捕手が止められないと3塁から盗塁するので、スコアは野球というよりはフットボールに近い。
さすがに4年目(5年生)になるとピッチャーは三振も取るし、キャッチャーが1塁に牽制球を送って走者を刺すこともある。ピッチャーの投球も速く、それなりに結構見ごたえがある。
アメリカには日本で言う軟球はないので、リトルリーグといえども硬球を使っており、死球を受けて痛くて泣く子が出たりするところがご愛嬌だ。
今年は5試合ほど観戦したが、孫の所属するチームには投手、捕手、一塁手に上手な子がいたのが勝因と思う。きっと日頃父親が子供と熱心に練習をしているからうまくなるのだろう。
これから地区対抗戦に出場し、更に上の対戦に挑むことになる。このようなリトルリーグの中から将来のメージャーリーグプレイヤーが出てくるのだろう。
最近はいろいろな花が咲き始めたので、ハミングバードがわが家のフィーダーを訪れて砂糖水を飲む回数が少し減ってきたようだ。
3月から4月にかけては約600ml入るフィーダーが2日でカラになった。ハミングバードが1回に飲む量を0.5cm3とすると延べ1,200羽が飲みに来たことになる。その頃の朝薄明るくなってから夕方薄暗くなるまでの時間を14時間とすると、この試算では1時間に約43羽、または84秒に1羽がフィーダーを訪れている。
わが家では煮物などには蜂蜜を使うので砂糖の消費は少なく、買ってきた砂糖はほとんどがハミングバードの餌になっている。
先日、デッキで少し大きな音がしたので出てみると、何とあのおっとりとした少し太り気味の花里子がハミングバードをくわえているではないか。きっとジャンプして捕まえたのだろう。かわいそうなのですぐにハミングバードを逃がしてあげたが、今まではネコのくせに何も捕まえられない、と馬鹿にしていたわれわれの花里子に対する評価が180度変わったことは言うまでもない。
アメリカに30年以上も住んでいるくせに、新型インフルエンザのおかげではじめてSwineという単語を知った。アメリカではSwine Fluと言っている。
数年前に花里子を犬猫病院に連れて行った時にネコをFeline(フィーラインと発音する)、イヌをCanine(ケィナイン)ということも知った。私は日本であまり英語を勉強していないのでわからないが、日本ではこのような単語を教えているのだろうか。
アメリカ人の子供との会話は今でも苦手だ。子供はこちらの英語のレベルにはお構いなしにしゃべるし、また私の発音が悪ければ絶対に類推してくれないので、何回もWhat?と聞き返される。彼らの使う単語は例えば馬のたてがみとか、にわとりのとさかとか私が全く勉強してこない分野の単語を連発するので通じるわけがない。
ビジネスマンとしては電話で商談を進めたり、聴衆の前でスピーチをしたり、契約交渉を行ったり、州知事や連邦下院議員と挨拶出来ても子供相手は苦手だ。だから子供たちと話が通じている日本人のお母さんたちを見ると尊敬する。
アメリカではじめてレンタカーを借りた時、ガソリンスタンドで満タンにするのに、当時はセルフはなかったので店員に何と言えばよいかわからず困った。やむを得ずFull tank pleaseと言ったが、またRegularの発音も悪くて全く通じなかった。身振り手振りで何とか入れてもらったが、後で友人からFill it up.が正しい言い方だと教わった。
私は英語のプロではないし、英語や英米文学より数学や熱力学を学んだ理工学部出身なので英語について語る資格はあまりないが、アメリカではほとんどその目的で使われていない英語が日本で頻繁に使われているのにはいささか気になる。
1)Meritという言葉は日本ではよく使われているが、アメリカではこの言葉を聞くことはあまりない。Demeritも日本では使われるが、私はアメリカに30年以上住んでいて一度も聞いたことがない。しかも日本人にはMeritのrの発音は易しくないのでアメリカ人には通じていないかもしれない。これらの言葉を使う代わりに、アメリカではAdvantageやDisadvantageが使われる。これらの単語はアクセントの位置さえ正しければ発音はとても簡単でアメリカ人にわかりやすいと思う。日本語の中でもメリットを使う人たちが少なくないが、長所、特徴、美点などちゃんとした日本語を使って欲しいと思うのは私だけだろうか。
2)Lifelineは地震などの災害の際によく聞く単語だが、確かに日本で言うライフラインの意味も英語にはあるかもしれないが、通常は船や工事現場で使う命綱や手相の生命線を意味し、電気や水道などを意味する場合はutilityの方がアメリカ人には通じやすいと思う。
3/22に行われたMercer Island 10Km Runの表彰式の記念写真を入手した。写真は男子10キロランの各エージグループの1-3位の集合写真である。
中央前列中央の紳士は地元選出の連邦下院議員だが、何故か表彰式に来ていた。2人の女性はSeattle SeahawksのチアガールであるSea Galsのお嬢さんで各人にメダルを渡してくれた。ブルーのリボンは1位、赤は2位、白は3位を示す。
今年は1、2月にはそれほど寒くなかったのに3月になると冷え込み、その影響で花の咲く時期が狂っている。わが家のそめいよしのは散り始めたが、例年なら桜より先に咲く椿が今頃たくさん咲いている。
この花は色、形ともにとても可憐で、なぜか子供の頃に読んだマンガのあんみつ姫を思い出す。
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