9月
19日,
2011年
地図とコンパス
地形図・コンパスを持っていない、地図(昭文社もの)は持って
いるが、コンパスは無いという人の多さです。
休憩し、私が地図と睨めっこしていると、「ここはどのあたりかね?」
とか、全然見当違いのルートを尋ねられるなど、驚きの連続でした。
百名山にコンパス等不要と、言い切るベテランもおられるようで、
そこに参加した山友が、コンパス等を出してみていると、そんな
ことしても無駄だと、言い切られたとの事。
こんなベテランに限って、普段の己の言動もあるので、プライドから
確認作業を怠り、道迷いを誘発します。
私は山仲間から「超神経質」と呼ばれる程、地形図とコンパスを
頻繁に出して使います。
しかし読図は、現地での照らし合わせしか、実際の学習にはならず
ここでの経験がしっかり身につくと信じています。
現に、この読図力で道迷いを防いだケースは一度ならず二度三度と
あります。
最近はこれにGPSも使い、データとして整理もしています。
確かにメジャーな山は標識が整備され、迷う事は無いように思えますが
岩稜地帯は踏み跡は無く、ガスが出れば一発で方向を見失います。
ベテラン殿の経験を揶揄する気持ちは毛頭ありませんが、山は日々
刻々と変化し、幾ら登山経験・回数があっても、あてにはならないのが
現実です。
自戒を込めての投稿です・・・・・
写真は、普段用意する地形図・昭文社の地図・愛用のコンパスです。
※コンパスは首にかけず、ザックからいつでも取り外せる仕様です。
地形図は1/12500と1/25000、昭文社のそれは1/50000、主要部は
1/25000となっています。
9月
19日,
2011年
トレッキングとダイビングの比較その2
この理由の一つに、機材の価格があります。
ダイビング器材は総じて高額で、専門業者の定期メンテの費用もバカに
なりません。
これに写真機材を入れると、更に出費を迫られます。
トレッキングも、決して安価ではありませんが、ダイビングと比較すれば
その出費は少ないと言えます。
さらにこれを、活動時間で除算して、単位時間あたりの費用計算を行うと
大きな差になってきます。
両者の比較は目的地までの移動にも差となって現れます。
ダイビングは通常は海まで行かねばならず、都会生活者には、時間と移動経費
がバカになりません。
山の場合のフィールドは、意外に近場で、山国日本はそんなフィールドに
かなり恵まれています。
9月
18日,
2011年
山岳ガイドとリーダーの違い
1:リーダーも山仲間であり、仲間みんなで楽しむ権利を有する、決して責任や犠牲を強いてはならない、リーダーはガイドではない。
2:ガイドの場合は、ツアー参加者を安全に楽しませる事が職務であり、自己犠牲を伴う場合がある、当然参加者はガイドに対価を支払わねばならない。
リーダーもガイドもメンバーを安全に下山させる事が最終目的だが、以下のような違いが生ずるケースがある。
ガイドの場合、参加者の力量把握が簡単ではないが、参加を認めた以上、目的を達成にかなりの努力が必要な場合があり、困難を伴ってもやらねばならない。
リーダーの場合、力量把握が比較的容易であるため、参加を受け付けない、途中での下山指示、山小屋での待機など、本人の意思にそぐわない場合でも、それを勧告・実行させる権利を有する。
これを上から目線などと、まるで勘違いも甚だしい異論を耳にするが、山の怖さを
知らぬ方の戯言であり、議論の余地は無いと考える
ガイドがリーダーを兼ねる場合もあるが、通常の山行きパーティではリーダーの
責務と権利を正しく理解する必要がある、性格や経験年数はともかく、年齢など
で、リーダーを選んではならない。
9月
18日,
2011年
トレッキングとダイビングの比較その1
言える経験を踏まえての解説です。
※ダイビングはタンクを使用するSCUBA、山は無雪登山で国内を想定
ニ者の大きな違いは、活動時間の違いです。
ダイビングがタンク使用のため、活動時間が限定され、平均は1時間程度で
一旦浮上します。山は場合によっては終日に及ぶ場合もあり、その活動時間は
大きな差となっています。
この差は、色々な要素なっています。
個人的な判断ですが、ダイビングは運動能力・体力はあまり要求されず、私は
スポーツとは思っていません。
トレッキングはそうは行かず、常日頃のトレーニングが要求され、疾患や肥満、故障
による運動能力の低下は、かなり大きな問題となります。
山では中高年者の事故が増加しているとの報道が多いのですが、人口とその
活動時間を分母とすれば、私はダイビングの方が危険度が高いと思います。
特に、ガイドやリーダー、更に海況の要因を入れると危険度はかなり高いと
言えます、山では気象変動を折り込み済みで行動する場合が多く、装備
や設備(小屋)で、危険回避が可能ですが、海洋では一旦トラブルが発生した
場合、死亡につながる恐れはかなりの高率であると言えます。
つづく
9月
18日,
2011年
ハードルの高い北岳その10(道迷い)
この人気度は思わぬ産物を生みます。
@標識などコース案内が一見しっかりしているように思える
@登山者が多いので、安心出来る
@山小屋があるので、安心出来る
上記のように「安心」を過信する要因が沢山あります。
標識は全てにあるわけではなく、分岐点のみと言い切れます。
一番必要な岩稜地帯では踏み跡での判断は困難で、遠望がきかないと
思わぬロスタイムが出ます。
登山者が多く山小屋があることは、装備・その他で油断が生まれます。
写真の標識は、ここで疲労のため短絡コースと思い、入り込んだ
遭難者(生還)が発生したため立てられたもの。
地図・コンパスの無い(所持しても読図出来なければ同じ)状態で
単独だったようです、無謀の極みだとおもうのですが・・・・・・
9月
18日,
2011年
IMAPのすすめ
Webメールを使用される場合、通常のメーラーを使用される場合など、ホスティング
サービスによっては多少の違いがあり、設定に迷う場合もあります。
従来はPOPと呼ばれるメールシステムが大半でしたが、最近IMAPへの移行が
始まっています。
IMAPは個人で複数の端末を使用する場合には極めて便利な仕組みです。
Bloguru提供元のPSPさんも、そのサービスを開始されています・・・・・
関心のある方は、弊社にお問い合わせ下さい。
9月
17日,
2011年
ハードルの高い北岳その9(温度差に悩まされる)
悩まされます。
夕方から気温は急降下、明け方は歩行するにも、長袖下着・シャツ・フリースこれに
アノラックを着ます。これが昼間は下りでもシャツ1枚で汗ベトベト、8月とは様変わりな状態でした・・・・
写真は、やっと顔を出してくれた富士山と満月
9月
17日,
2011年
ハードルの高い北岳その8(間の岳縦走路のカール)
強風時はもちろん、無風時でも要注意、一切気が抜けません。
浮石に注意して進みます、ヘッドランプ頼りの夜間はこのカールが
見えず、どんどん歩きましたが、明るくなってみると、こんなコースを
来たのかと、絶句。
滑落したら100%助かりません・・・・・・