暗闇の中を歩くということ ~ 視覚障害体験 ダイアログ・イン・ザ・ダーク ~
4月
18日
ホントの真っ暗な暗闇。
歩くのは、杖を突きながら、壁を触りながらの体験。
近くに人がいて、体温を感じなければ、まわりに人がいることも分からない暗闇。
ほんとうの真っ暗な暗闇では、人影も感じない!
友だちが近くにいるという思いが、わたしの怖さを和らげてくれた。
人が身近にいてくれるということが、どんなに安心感があるかということを改めて感じたな。
ほかには、目が見えない状況で、触る体験、食べる体験、物を作る体験などができるようになっていたよ (2016年12月の体験)。
どれも初体験だから、感覚が新鮮だったなぁ!
その体験を先導してくれたスタッフさんは、視覚障害のあるハチさん。
ハチさんに「怖いと思うのはどんな時か?」と質問を。
ハチさんの回答は、
・辺り一面が雪の雪道
・高架下
・トイレに行きたくて、どこにトイレがあるか分からない時
だった。
たしかにね、目が見えないから歩く時の頼りは耳。
雪道は静か過ぎて、高架下は騒音でうるさ過ぎて、ほかに何も音が聞こえない。
だから音が掻き消される、「雪道」と「高架下」は怖いんだね、きっと。
「トイレに行きたくて、どこにトイレがあるか分からない時」、これも怖いよね。
でも、これは目が見えるわたしでも、「どうしよう、トイレが見つからずお漏らししたら・・・」と、怖いけどね (笑)。
ハチさんが「杖を持った視覚障碍者の方がキョロキョロしていたら、トイレを探しているかもしれないので、声をかけてあげてください」と。
うん、白い杖を持ってキョロキョロされている方がいたら、声をかけてみるね (^_-)-☆
黒闇の中を歩いたり、暗闇の中で食べたり、暗闇の中で物を作ったりする体験、新鮮だったよ (^^)/
~ ハンディーキャップがありながらも逞しく人生を謳歌している人々を垣間見れる映画と本 ~
映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」(2007年)を制作。
映画監督デビュー作であるこの作品は海外18か国1800か所で上映され、観客動員数は18万人を超える。
ほかに「光彩~ひかり~の奇跡」(2008年)、「天から見れば」(2011年)も発表。
全3作品とも日本だけでなく海外でも高評価を得ており、「天から見れば」は2012年にニューヨーク国連にて上映される。
その他4作品の制作に関わる。
また村上和雄ドキュメント「SWITCH」(鈴木七沖監督)では、「ミッションを生きる」女性として出演し、話題となる。
2016年には、国連NGO平和団体 “Peace Maker Group” の国連における平和フィルムフェステイバル映像審査員のアジア代表に選ばれる。(国連NGO平和団体 “Peace Maker Group” )
著書に、
・『1/4の奇跡~もう一つの、本当のこと~』(三五館)
・『おへそのさき』『わけたらふえる?』(七田教育出版)※絵本作家のぶみとのコラボ絵本
・『へそ道〜宇宙を見つめる 使命を見つける〜』(サンマーク出版)
・『思いを超えてうまくいくおかげさまの法則』(ヒカルランド)
プロデュースに、
・『すべては今のためにあったこと』(海竜社)中山靖雄著
などがある。