ひさしぶりに、奥にある押入れを開けることになったので、我が家で一番大きい陶磁器の写真を撮ることができました。
高さ95cm、最大径40cm、口径36.5cmあります。おそらく、20世紀後半の台湾製と思われます。
大きいでしょう。これが届いたとき、家の奥さんに棺桶が届いたと思ったと皮肉を言われました。ちょうど、クリスタルグレイズをいろいろ調べていたときにネットオークションで遭遇して落とした瓶です。
私もこんなに大きいものとは思いませんでした。
クリスタルグレイズ(結晶釉)は、ロイヤルコペンハーゲンが1888年頃、開発に成功しました。1889年のパリ万博で初めて有色のクリスタルグレイズを出品し、さらに1893年のシカゴ万博でたくさん出品して、一世を風靡しました。当時アールヌーヴォーが流行していたので、釉技における磁器のアール・ヌーヴォーとして、その後、いろいろな窯がこれの製作に取り組みました。
ブルーが一番結晶を出しやすい色だそうです。
昨日、神奈川県立歴史博物館へ田邊哲人氏の特別展記念講演会「Made in Yokohamaの陶磁器」を聞きにいきました。田邊さんは真葛香山の世界的コレクターであり、また、今回の特別展「横浜・東京 明治の輸出陶磁器」で展示されている大半は田邊さんのもので、田邊コレクション展といっても過言ではありません。
講演会には、全国から応募があり、かなりの倍率だったようです。当日は、磁器の薄さを比較するために、田邊さん所有の真葛や井村製のC&Sを実際に回して触らしてもらいました。そして、どうやってこんなに薄く製作するのかみんなで考えましょうということから始まり、いかに明治の輸出陶磁器が日本でいままで評価されなかったか、そして、もっと評価されるべきであるということを力説されておりました。真葛は井村製のように薄く製作できなかったようです。というか、帰ってから田邊さんの本(写真)を読むと香山は薄く作ることに批判的だったようですね。
40年間集め続けて3000点ほどお持ちだそうです。いくら安い時期に購入したからといっても資金がなければこれだけ集まらないでしょう。やはり会社の社長さんだからできたことだと思います。とてもエネルギッシュな面白い方でした。
今回の特別展の図録、来週あたりで品切れになるようです。まだ、購入していない方は急いだ方がいいですよ。また、田邊さんの本もそろそろ残部が少なくなってきたようです。
今日から日航のマーク「鶴丸」が描かれた飛行機は飛ばなくなる。
JALという会社を世界の人々に知ってもらうために「日本」を代表する鳥、丹頂鶴をモチーフにデザインされ、1959年、鶴に「JAL」をあしらった「鶴丸」マークが日本航空の商標として制定された。
写真は、「鶴丸」マークがまわりに3箇所印判で描かれている覗猪口である。口径6.7cm、高さ5.4cm。なかなかちょうどよい大きさだ。 素地の感じは伊万里だが、どこのか判らない。時代は明治から大正くらいはありそうな気がする。
この「鶴丸」マークはいつ頃からあるのだろう。調べてみると面白いかもしれない。
古伊万里の染付龍文蓋付物入です。直径20cmあります。龍の絵が、蓋から側面に渡って描かれています。なかなか迫力があり、気に入っています。
時代はおそらく幕末から明治初期ではないかと思います。
何を入れていたのですかね。お新香とかちょっと日持ちするような食べ物を入れていたのでしょうか。
神奈川県立歴史博物館へ「横浜・東京 明治の輸出陶磁器」展を見てきました。そして、特別展記念講演会「明治時代の輸出陶磁器」を聞いて来ました。講演者は瀬戸市美術館学芸員 服部文孝さんでした。
内容は、いかにこの時期の近代陶磁が日本で評価されていなかったかということと、万国博覧会と輸出の関係について詳しく解説していただきました。そして、瀬戸の作品を中心に写真を見ながら解説をしていただきました。
1889年のパリ万国博覧会を飛ばしたのが、ちょっと気になったのですが、あえて質問はしませんでした。資料があまりないのですかね。
収穫は、私の持っている北川造のスープカップ(写真)も横浜絵付けであったということがわかりました。
講演後、歴史博物館の学芸員 佐々木さんにいくつか質問しました。歴史博物館には真葛は100点ほどあるそうです。最後に歴史博物館にある真葛の作品の図録を作ってくださいとお願いしたら、困ったような顔をしていました。
自分のところの収蔵作品の図録ぐらい作ってほしいな....本当に!
まあ、横浜焼の研究がんばってもらいたいものです。
薔薇文の釉下彩磁器2つです。
写真上はロイヤルコペンハーゲン、写真下はローゼンタールです。いずれもほぼ100年前に作られたものです。
薔薇文の釉下彩磁器はこの2つしか持っていません。よく考えると、薔薇文の釉下彩磁器は少ないですね。おそらく、薔薇の情熱的な赤を釉下彩では出すのは難しいからでしょう。
まあ、この淡い薔薇も悪くはないですが。
今日は、富岡製糸場へ行ってきました。
小学校や中学校のときの教科書でよく見ていましたが、訪れたのは初めてです。
なんと、鉄骨ではなく、木骨レンガ造です。上まで1本の通し柱です。明治5年築ですから、まだ、日本には鉄骨がなかったのですね。
建物は国の重要文化財です。
いま、世界遺産に登録しようとがんばっています。
登録されるといいですね。
紙で作ったサグラダ・ファミリア(聖家族教会)の完成模型です。なかなか良く出来ているでしょ。
私はこれを20世紀に3回見ていますが、21世紀になってからは行っていません。
最初に見たときは完成にあと100年かかると言われていましたが、最近、関連グッズの売り上げが良いのか2030年には完成するらしいです。じつは今年に入ってから聞いた話ではもっと早くできるそうです。
完成が見れる可能性が出てきたので、長生きしなければ!!!
犬山城へ行ってきました。昨年、彦根城を見に行きましたので、
これでやっと、4つの国宝のお城を制覇しました。
午前中は曇っていたのですが、午後から晴れて良かったです。
お城から見た木曽川の景色はとてもきれいでした。
櫻田さんにどこのお面か聞いてきました。
いずれも、バリ島のお面だそうです。
テレックやトペンなどの色を塗る前のお面だそうです。
なんとなく、伎楽のお面に似ていますよね。
面白いですね。きっとどこかで繋がっているのでしょうね。
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