現在、パナソニック 汐留ミュージアムで、二川幸夫・建築写真の原点「日本の民家 一九五五年」が行われています。汐留ミュージアムで写真展を見るのは初めてでした。展示会場もいつもとは違った雰囲気で、日本全国の古民家の写真が、地域ごとにたくさん展示されています。とても、勉強になりました。もう50年以上前ですので、無くなっているものも多いでしょうけれど、時間ができたら訪ねてみたいですね。
この二川幸夫さん、建築雑誌GAのカメラマンで、有名な方なんですね。賞もいっぱいとっているし。恥ずかしながら知りませんでした。まあ、GAは数冊しか持ってないので..
渋谷区松涛美術館、実は3月11日から12月末まで休館します。とうとう1980年に白井晟一先生の設計で造られたこの建物もリニューアル。1月に空調のコンプレッサーが壊れてしまったそうです。先月17日に松涛美術館公募展と渋谷散歩展を見に行きました。外が寒かったので、中に入って温まろうと思ったら、大間違い。外のように風がないだけ良かったですが、寒かった! 学芸員の方も、みな厚着。14℃だったかな。まだ、今日は暖かいと言っていました。かわいそうに2か月近く、暖房無しは大変でしたね。あともう少しです。
松涛美術館公募展は、今回で31回目だそうで、渋谷区の在住、在勤および在学の方々の創作活動のための展覧会でした。地下一階に展示されており、確か、すべて絵画でした。そして、2階では、所蔵品を中心に渋谷区ゆかりの作家の展示「渋谷散歩」が開催されていました。いずれも、なかなか見応えありました。でも、やはり、寒かった..
待合室に元住人が描いた絵が飾ってあります。うまくはないですが、なかなかユニークな絵ですね。なんとなく鳥獣戯画が思い浮かびます。
さらに奥の診察室の照明には、鶴がデザインされています。こちらの方が長八に近いか..
アップです。大根でしょうか。まるで伊豆の長八のようなデザイン。
待合室の天井は高く、照明の元が、とてもユニークな漆喰仕上げとなっています。
鎌倉駅から成通りを歩いていくと、右側にハーフティンバー様式の洋館があります。1924年に建てられた「旧安保小児科医院」です。ここは、鎌倉風致保存会の事務所でもあり、一般公開しながら保存しているようです。鎌倉市の重要景観建築物に指定されています。実際、平成8年までだったかな?小児科医院として使っていたようです。建物1階部分だけ一般公開されていたので、ボランティアさんの説明を聞きながら見てきました。
昨日、行ってきました。高木さんの「再興/志野・織部」展。鎌倉ドゥローイング・ギャラリーは、駅から歩いて5分、御成通りの一本外側の通り、御成小学校の近くにありました。最終日でしたが、高木さんは一昨日、土曜日に、朝10時から午後5時ごろまで来ていたようです。お会いできなくて残念でした。
高木さんが発見したTカリ長石を使った釉薬をかけられた志野や織部、そして黄瀬戸は、とても、優しい、やわらかい表情をしていました。やはり、人間国宝の方々が作っている今までのものとは違いますね。
Tカリ長石には雲母が多く含まれているそうです。会場に、いままでのソーダ長石とTカリ長石が、参考品としておいてありました。見た目は、かなり違います。ちなみにTは、TakagiのTだそうです。やるな高木さん。いずれ日本陶磁器大辞典の改訂版に掲載されるかな。
残念だが、北欧の陶磁器を扱っていたリスティさんが1月末にお店を閉じた。卸とネット販売は続けるようで、青山に小さな事務所を新たに構えるようだ。オーナーから、引っ越しの整理でいらなくなったということで、15年以上前にデンマークで撮影された陶磁器の写真をいただいた。非常に懐かしい写真で、デンマークのアンティークショップで見たことがあるものばかりであった。中にはいくつか私のコレクションになっているものもある。その中に、RCの1889年1月製ユニカがあった。すごい発見である。これで、ユニカナンバーがいつ、何のために始まったか、わかった。論文にまとめようかな..
現在、鎌倉にあるドゥローイング・ギャラリー(鎌倉市御成町6-24、0467-61-1950、鎌倉駅西口から5分)で、「再興!志野・織部 -高木典利展-」が行われています。2月10日(日)まで。多治見平正窯の高木典利さんは西浦焼研究の第一人者です。このブログでも、何回か紹介していますし、私のHPにも高木さんが制作した彩磁朝顔文花瓶をアップしています。実は、高木さんは、桃山期の志野・織部の原材料となった長石の鉱山を百年ぶりに発見して、これまでの通説を覆した陶磁器業界でも有名な作家でもあります。
老眼が進んでいる方のために:
「桃山期の志野、織部の原材となった長石の鉱山を百年振りに発見した陶芸家・高木典利、その原材を用いて明治以降の陶芸家が成し得なかった正当な志野、織部を復元。Tカリ長石を釉薬に焼成した作品は透明度の高い鮮やかな発色を呈する。」
と書いてあります。お近くの方は是非足を運んでください。週末、行けるかな..
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ