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カイの家

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結晶釉花瓶

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結晶釉花瓶
 ロイヤルコペンハーゲンの結晶釉(クリスタルライン・グレイズ)花瓶である。時代は1898年で、作家はヴァルデマー・エンゲルハート。高さは30㎝あり、私が持っているコペンハーゲンの結晶釉の中で、一番大きい。
 この花瓶、約10年前にヤフオクに出たものとおそらく同じものである。当時、横浜の和骨董のお店が出品していて、結晶釉と書いた合箱に入っていたと記憶している。ただ、今回購入した時は、箱はなかった。横浜の和骨董屋さんから出たので、私は眞葛が結晶釉を研究するために1900年のパリ万国博覧会で、参考品として購入したものが外に流れたのかなと当時は勝手に考えていたのだが定かではない。
 当時、ロイヤルコペンハーゲンの結晶釉なんて、日本では、ほとんど知られていなかったので、業者が落としたのかな思っていたが、後にうわさで聞いた話では、あるコペンハーゲンのコレクターだったらしい(といっても、私は誰だか知らない)。そのコレクターも、どうやら、今少しずつコレクションを手放しているようだ。とても残念である。
 当時ヤフオクで落札された金額よりも高かったが、デンマークではとても手に入らない金額だったので、迷わず購入した。まあ、1891年製のオルフヤンセンの花瓶と同じように、これも運命の出会いだからね。
 
#アート #伝統 #文化 #芸術

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2013-04-01 00:15

10年経って手元に来るとは縁の深い花瓶だね・・・。
忘れずに覚えてるところがすごい!!

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2013-04-02 09:06

珍しかったからね。

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ロイコペさん
ロイコペさんさんからコメント
投稿日 2013-04-03 12:22

初めまして。 
先生は収蔵品を手放すコレクターについてはどうお考えでいらっしゃいますか?塩川コレクション拡充のためには、貴重な磁器が手に入るむしろ歓迎な事かと思っておりましたが....収集にあたり先生のポリシーみたいなものをお聞かせ願えれば幸いです。 
不躾なコメントで大変申し訳御座いません。

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2013-04-04 08:54

 はじめまして、ロイコぺさん。もしかして、この結晶釉を手放したのは、ロイコぺさんでしょうか。まあ、それは良いとして、ご質問の収蔵品を手放すコレクターについてですが、仕方がないことだと思っています。私もときどき手放します。たとえば、欲しいものがあって、お金がないときは持っているものを手放して、購入します。
 ただ、日本に数少ない(世界的にみても少ないですが)ロイヤルコペンハーゲンのコレクターがいなくなるのはとても残念なことです。コレクターが少なくなると、売れないので業者は海外から仕入れて来なくなります。もちろん、インターネットがこれだけ発達してきましたので、10年前と違って、結構レアなものも見つかりますが、でも本当に珍しいものは、いまでも、だいたい日本の業者が海外から見つけてきます。私は今回の展覧会はもっと日本の方々に1900年前後のロイヤルコペンハーゲンを知ってもらうために、企画しました。でも、私がいちばんよく付き合っていた業者が店を維持できなくなり、今年店を閉めてしまいました。私はマイセンみたいにもっとロイヤルコペンハーゲンのコレクターが増えてほしいと考えています。
 また、今回のこの結晶釉は探していたわけではありません。そして、今、もっと、欲しいと思っているものもあります。ですから、買わなくてもよかったかもしれません。でも、これも出会いです。買えるときに、こういう出会いを逃すと、後悔します。

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ロイコペ
ロイコペさんからコメント
投稿日 2013-04-05 02:47

貴重なご意見をありがとうございました。私は、興味を持ち始めたばかりなので、残念ながら人違いかと存じます。先生の展覧会の図録も最近やっと手に入れた次第です。ロイヤルコペンハーゲンには大変魅力的な作品を見る事ができますが、もう少し市場的評価が高くても良いかとも感じます。 
 
数少ないコレクターのお仲間入りが出来るよう、これから勉強していきたいと思います。

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