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カイの家

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グンデル・ワヤン

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グンデル・ワヤン
 インドネシア・バリ島のグンデル・ワヤンである。青銅で出来ている鍵盤の下に節で長さを調節している竹の共鳴器がよくわかるガムランである。これは、影絵芝居などで演奏されるガムランで、普通、大きいものが2台、小さいものが2台合計4台で演奏される。私が持っているのは小さい方の片割れである。このグンデルの難しいところは両手に撥を持って演奏するところである。ガムランの鍵盤楽器の音は、次の音を出すときに前に叩いた音は基本的に消音される。ゴング・クビャールのガンサの演奏は、単音なので片手に撥を持ち、次の音を撥で叩くと同時にもう片方の手で前の音を消音するのであるが、グンデルの場合は、左手の撥で基本旋律を弾き、右手の撥で装飾音を入れるので、前の音の消音は、撥を持った小指下方の甲や平で消音するのである。それも、それぞれ両手で叩いて出た音両方を消音するのであるから余計に難しい。
 このグンデルは両手を使うので、ピアノを演奏できる人には結構有利らしい。昨年、バリ島でスマンディさんにインタビューしたときに、グンデルは両手で弾くので難しいが、西洋人はピアノを弾くので教えると簡単に覚えてしまうと話していた。確かにピアノは、左手はヘ音記号、右手をト音記号にリンクさせて、さらにリズムも異なるものを演奏するのだから、譜面にト音記号しかなく、リズムは右手でコントロールしてギターを弾く私にはやはり複雑で難しい楽器である。ということで、グンデルも私にとっては難しい。なかなか、左右別々にメロディーとリズムを覚えてくっつけるということが簡単に出来ないのである。曲の出だしは左右同時に鳴らすとか、次の小節では左が先とか右が先とか、まず、頭で理解しながら曲を覚えていかないと演奏できない。こうなると、なかなかひとりだと練習しないのが現実である。また、歳をとってくると、さらに億劫になる。
 ところが、最近、一緒に練習してくれる人がひとり見つかり、久しぶりに練習をした。この前、グンデルの発表会を見に行って多少刺激を受けたこともあるかもしれない。やはり、一緒にやってくれる人がいると、迷惑をかけてはいけないと思うのか時間を見つけて練習する。
 とにかく、今度は長く続けていきたいものである。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-03-22 23:19

当然だけど初めて見た・・・。


民族楽器は難しいよ・・・。

ワオ!と言っているユーザー

hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-03-23 09:07

やり始めれば、どの楽器も奥が深いよ。

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