「王朝文化へのあこがれ」展 in 五島美術館
5月
5日
うちの奥さんと五島美術館へ館蔵、春の優品展「王朝文化へのあこがれ」展を見に行った。今年は、2023年度に書家の方からの寄贈があり、書跡6点が展示されている。毎回、みな達筆すぎて読めず、解説を読むのに必死だが、今年はだいぶ慣れてきたのか、掛け軸の表装デザインなども鑑賞できるようになってきた。
展示室2では、ゴールデンウィーク期間中特別展示で、国宝源氏物語絵巻 鈴虫一・鈴虫二・夕霧・御法とその復元模写が比較展示されている。この展示は色が残っているかいないかが確認できて、とても良い。それと、藤原道長筆の金峯山埋経が展示されている。これは文字が金で書かれている豪華な写経であり、重要文化財に指定されている。ちゃんと、テレビドラマに合わせて特別展示されているなあ..と感心してしまった。
展示室2の前には猿投窯の白瓷灰釉長頸瓶と青銅製経筒(いずれも平安時代)が展示されており、最近は金属製打楽器を研究しているので、陶磁器よりも青銅の筒の方が気になり、まじまじと見てしまった..