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孔雀結晶釉花瓶

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孔雀結晶釉花瓶
 九谷焼は野口嘉光の孔雀結晶釉(クリスタル・グレイズ)花瓶である。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/japanese_NoguchiKakou1.html
 日本で作られている結晶釉の作品は、もう10年以上ネット・オークションでチェックしているが、実は、野口嘉光という陶芸家は知らなかった。この花瓶は青磁で有名な京焼の森野嘉光の作品として出品されていて、森野嘉光も結晶釉を作っていたのかと思い、資料のために購入した。青磁ならだれか入札したのだろうが、結晶釉なので誰も入れなく、信じられない金額で落ちた。で、もうひとつひょうたん型の花生を落とした時に、こちらは野口嘉光の経歴、受賞歴がついていたので、初めて、九谷焼に結晶釉を作る陶芸家がいることが判ったのである。http://home.h00.itscom.net/shiokawa/japanese_NoguchiKakou2.html
 日本で最初に結晶釉の作品を作ったのは、ワグネルの弟子で金沢や瀬戸の工業高校で教えていた北村彌一郎と思われる。北村彌一郎の結晶釉はロイヤル・コペンハーゲンとは異なり、マンガンを使用している。そのため、板谷波山の作品もマンガンを使用しているし、おそらく、眞葛香山や清風与平の作品も、おそらくマンガンを使っていると思う。今年はB&Gのハリンのクリスタル・グレイズも手に入れたし、結晶釉の当たり年かな..
#陶磁器

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