長男のサッカー・トライアウトがあった。
日本語で平たくいうと、「入団テスト」…だが、
何だかかしこまっているような響きがする。
昨年度がセレクトチームに入団していたことが今年度を保証しない。
どんな選手でも
そのトライアウトに挑戦して再入団を果たさねばならない。
夜の7時前に会場に連れて行き、
自宅に帰って来たのは9時前となっていた。
テストの結果は明日までにコーチからの電話報告で分かるらしい。
バンクーバー島での最終日はヴィクトリアに
フリーを終えて自己最高点。満足の涙を見せる真央選手。
旅行中、宿舎のTVで家族そろって浅田真央選手を応援する。
SPで思わぬ転倒、そして16位という厳しい結果。
その後の彼女が良かった。
諦めずに残りの演技を続けた。
思い返せば4年前、近所のバンクーバー五輪で銀メダルを取った真央選手。
MAOロールと名付けられた巻き寿司が常連の日本食レストランのメニューに登場したのもその時だった。
そのリベンジとして望んだ今回のオリンピック。
「うれしかったです。うれし泣きと笑顔と、同じ意味だと思います」
とのコメントはフリー演技を終えて、自己ベストの得点を得たときのもの。
悔しくて泣いた前回バンクーバー五輪とは、涙の理由が違ったようだった。
至るところにシーホークス応援のサインが
スーパーボウルとは、
年に一度のアメリカンフットボールの全米チャンピョン決定戦の祭典である。
この日のTV視聴率が毎回、年間を通じて最高を記録する。
その祭典に初めてシアトルのシーホークスが駒を進めたというのだから、
この街も黙ってはいない。
友人たちで揃っては大型TVの前でコーラとポテトチップスを方張りながら歓声を上げるのが定番の過ごし方となる。
我が家はどうであったか?
一人を除いて全く関心なし。
私は直前までシーホークスが勝ち進んでいることも知らなかった。
その日、弟の家でも典型的なTV観戦が友人たちを集めて続けられていた。
3歳になる双子の姪たちは、相手チーム・ブロンコのファンであるという。
ゲーム当初からシーホークス有利のゲーム展開に、
ついに彼女らは泣き出してしまったそうな(^_^)
こうしてアメリカンになるための教育が幼児期から始められる。
私は何年かけても到底アメリカンにはなれそうにない。
プロの二人の選手に囲まれて
女子プロサッカー選手によるクリニック(練習)があるというので
妻が参加してきました。
チームとしての戦術やスルーパス、そのタイミングなど
これまで思いもしなかったスキルを教えてもらって
収穫も多かったようです。
彼女はこの秋シーズンも長女の女子サッカーチームの監督としても、
自身のサッカーチームの選手としても活躍していることから
スキルアップのための勉強には余念がありません。
この日のコーチは、Stephanie CoxとKeelin Winters
という現役米国サッカー代表選手。
先回のワールド・カップ決勝戦でなでしこジャパンとも
フル出場して戦った選手たちです。
あの日、妻は山形県の教会にいて
子供達と牧師先生達とを叩き起こして
徹夜しながらなでしこジャパンを応援したのでした。
でもそのことは彼女ら二人には秘めたとのことでした。
試合後のミーティングでコーチからアドバイス
ポートランドから我が子達のサッカーゲームに直行。
長女のゲームには間に合わなかったが、
長男のゲームには20分ほど観戦できた。
毎週2回の練習に加えて、
土曜日にはこうして毎回試合がある。
シーズンはじめよりも数段スキルアップしているのが
長男自身も、チームとしても明確に分かる。
先週のオレゴン・トリップでは、サンド・ボードを初めて経験。
7年後のオリンピック競技に参入できるかしらん?
この日、2020年夏のオリンピック開催都市に東京が選ばれたことが報道され、
私も少々、というか、実を言うと大いに感動。
NHK「クローズアップ現代」で、その選出方法の舞台裏が紹介されていた。
それによると、世界に103名いるIOC委員の無記名投票による選挙で決められるが、
その選出基準は各委員に完璧に任されているもので、
各候補地による露骨なロビー活動の対象となる。
103名のうちの57名は、
IOC前会長であるサマランチ氏による任命による委員が今も残る。
スペインのIOC委員であり、招致委員会委員長出る、
ご子息のサマランチ・ジュニアには、父親譲りの強固なパイプがその57名にある。
そのような中、苦手とされた日本側のロビー活動も積極的に行われ、
何よりも「All Japanでつかんだ勝利」であるとは、
日本IOC委員兼招致委員長の竹田氏の弁。
竹田氏は「最高で60票はとれるだろう」との事前予想の通りに、
決選投票で過半数の60を獲得しての勝利。
ということは、誰がどの国に投票するかはおおよそ見当がついている事になる。
オリンピックで金メダルを獲得する選手を予測するよりも、
はるかに客観性の高いゲームであるといえよう。
シアトルの南、タクエラという町にあるStarfire サッカー場。
フルサイズのコートが、15面ほど並んでいる。
幾つかを日本へもって帰りたい。
スローインしているのが、長男。
この日は長男のサッカー三昧となった一日。
朝7時台に家内と試合のため出かけていった。
午前中に3つほどの試合があるそうな。
ランチのために一時帰国。
しばらくして、再び試合のために出かけていく。
今期からセレクト(選抜)チームに所属するようになり、試合の数も多くなった。
それにしてもワシントン州のサッカー事情は恵まれている。
こんな子供の試合にも、整備された芝生のコートが用意されている。
リーグ専用のレフリーや、もちろんユニフォームはホームとアウエイの二つを揃えている。
私もこの国で生まれたかった。
中央に見えるのが、サンフランシスコのAT&Tスタジアム
ハイウエイ101は、サンフランシスコベイの西岸を北上してSFに至る。
先週のサンフランシスコでの話題をもう一つ。
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■ WBCが終わったばかりのSF
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市内の日本人の集まる店舗に置かれている
フリーペーパーや雑誌を楽しみにして拝読します。
先週はどのペーパーも、WBCの話題で持ちきり。
SFで行われたのだから当然ですよね。
「侍、ありがとう」
こんなコピー文が大きな写真付きで一面に掲載されてます。
たとい負けても、「ありがとう」
島国ニッポンが野球の本拠地に乗り込んできて、
世界ベスト4を戦うこと自体が快挙。
そんな風にあらかたのわれわれ日本人は感じているようです。
ところが、米国人はWBCを意識してません。
無視しています。
いや、意識して無視してるのではなくて
小さすぎて目に留まらないかのようです。
それより、自国リーグの方に注目してるんです。
TVニュースは大リーグのことばかりで、
自国がすでに敗退しているWBCなんて報じているのを見たことがありません。
(もともとTVは見ていないので見る機会がないだけですが、、
でもそんな感じだと思う)
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■ わが国こそが世界そのもの、という意識
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「世界一?」
そんなのドーデもいいじゃん、ってな感じです。
米国=世界
米国一=世界一
そんな風にどっかで考えている。
そうでなければ、国内リーグの決勝戦に、
なぜ
「ワールド・シリーズ」
なんていう名を付けるんだ!
(また一人で憤慨してしまいました)
かつて家内にその質問をぶつけたことがあります。
すると彼女は、
「だって、、、野球はこの国で始まって、今も盛んだし、、、、一番強いから~」
これは3年ほど前の第一回WBC直後に起こった夫婦間の相克です。
私も負けていませんでしたよ。
そのときは。
日本を背負って、反論しました。
「一番強い、、、?
何行ってるんだい。
WBCの結果を見たか?
日本が優勝したんだよ。
それに大リーグで一番ヒットを打っているのはイチローじゃあないか!」
唾を飛ばしながら、コーフンして言いましたね。
たぶんそのときの私の顔は、おたふく風邪のように赤く膨れ上がっていたと思う。
「そう、そう、米国は高慢になってるのね」
そう認めた彼女。
ここでも、
「そんなのど~でもいいじゃないの」
と言う態度がありあり。
私たちは
「世界に認めてもらうこと」に躍起になる。
彼らはすでに自分自身が世界だと考えているんです。
それゆえ、「世界一」というフレイズに何ら関心がないみたい。
このあたりの我彼の差は、たやすく変わりようがないようです
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