「その子をわたしのところに連れてきなさい」
5月
20日
ホサナキリスト教会・日曜礼拝のメッセージアウトラインです。
「その子をわたしのところに連れてきなさい」
マルコの福音書 9章14~27節
"さて、彼らがほかの弟子たちのところに戻ると、大勢の群衆がその弟子たちを囲んで、律法学者たちが彼らと論じ合っているのが見えた。
群衆はみな、すぐにイエスを見つけると非常に驚き、駆け寄って来てあいさつをした。
イエスは彼らに、「あなたがたは弟子たちと何を論じ合っているのですか」とお尋ねになった。
すると群衆の一人が答えた。「先生。口をきけなくする霊につかれた私の息子を、あなたのところに連れて来ました。
その霊が息子に取りつくと、ところかまわず倒します。息子は泡を吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせます。それであなたのお弟子たちに、霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、できませんでした。」
イエスは彼らに言われた。「ああ、不信仰な時代だ。いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子をわたしのところに連れて来なさい。」
そこで、人々はその子をイエスのもとに連れて来た。イエスを見ると、霊がすぐ彼に引きつけを起こさせたので、彼は地面に倒れ、泡を吹きながら転げ回った。
イエスは父親にお尋ねになった。「この子にこのようなことが起こるようになってから、どのくらいたちますか。」父親は答えた。「幼い時からです。
霊は息子を殺そうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。しかし、おできになるなら、私たちをあわれんでお助けください。」
イエスは言われた。「できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」
するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」
イエスは、群衆が駆け寄って来るのを見ると、汚れた霊を叱って言われた。「口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊。わたしはおまえに命じる。この子から出て行け。二度とこの子に入るな。」
すると霊は叫び声をあげ、その子を激しく引きつけさせて出て行った。するとその子が死んだようになったので、多くの人たちは「この子は死んでしまった」と言った。
しかし、イエスが手を取って起こされると、その子は立ち上がった。"
(1) 失望の父子
①律法学者と弟子たちとの議論
期待していた悪霊追放を弟子たちにはできなかった
期待していた悪霊追放を弟子たちにはできなかった
イエスのメシア性への疑問
②口を聞けなくさせる悪霊追放はメシアのみが可能とする不文律
(2)「 信」の欠如 「ああ不信仰な世だ」(19)
①主イエスの問い 「この子がこんなになってから、どのくらいになりますか?」(21)
家庭の中に「信」があったのか。この子の必要に、その魂に向き合ってきたか。
家庭の中に「信」があったのか。この子の必要に、その魂に向き合ってきたか。
②信仰の無いところは、コミニケーションの断絶
そこに悪霊が心に入る隙を与えた
そこに悪霊が心に入る隙を与えた
(3) 激しく貫かれた愛
①主イエスのこの子に対する愛
その後の様子をご覧になられて(20)、深く憐れみ強い激しく心を揺さぶられた
その後の様子をご覧になられて(20)、深く憐れみ強い激しく心を揺さぶられた
②信じる力=愛の力
言葉によって、この子は解放されることをご自身で知っておられた主
言葉によって、この子は解放されることをご自身で知っておられた主
激しい愛は、信じることを得させる
③父親の告白
自分には信仰も愛もないことを知った時、主イエスに全面的に明け渡し、帰依する信仰が生まれた
自分には信仰も愛もないことを知った時、主イエスに全面的に明け渡し、帰依する信仰が生まれた
「信じます。不信仰な私をお助けください。」(24)
(結論)
主イエスの激しい愛は、私を信じるものに変えさせる。
その激しい愛に今日も満たして頂こう。
その愛に生きるものとさせていただこう。