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投稿日 2020-07-26 00:57
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
シーチキンの源流 もともとシーチキンは1958年に後藤缶詰所(今のはごろもフーズ)が商標登録したもので、その食感と色がニワトリの肉に近いことから名づけられた……そんなエピソードが知られる。高度経済成長によって相対的にツナ缶が手ごろになったこと、内販拡大を支えたはごろも隊の活躍が後押しして、「ツナ缶...
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投稿日 2020-07-17 05:53
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
沖縄向けの高級シーチキン 沖縄のツナ缶生態系は内地(本州)と大きく異なる。人口当たりのツナ缶使用量が莫大で、福岡県民510万人が食べるツナ缶を沖縄県民145万人の人口で消費しているし、それにあわせて地元スーパーのツナ缶売場も輸入廉価品から国産高級品、箱売りからバラ売りまで幅広く網羅している。首都圏...
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投稿日 2020-04-30 23:51
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
「普段使いの高級ツナ缶」として 関東に展開するスーパー、ヤオコーの自社プライベートブランド「Yes!」。その中の高級品レンジを担うYes!Premiumにある黄土色のツナ缶がこれ。 パッケージ上部に中身の写真(盛り付けてない)を載せているほか、同PBのまぐろ油漬缶から価格で差別化している。とはい...
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投稿日 2020-01-21 03:43
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
本州の果てで造られる生マグロの味付缶 (本記事の「勝浦」は、特記ない限り和歌山県の「那智勝浦」です) 本場静岡県から西に450km弱。和歌山県、那智勝浦町。国産ツナ缶の97%は静岡でつくられている(2018年)が、わずかに別の地域でも製造されている。 読者にとってなじみ深い宮城県が数パーセント...
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投稿日 2019-09-26 11:55
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長井ずみ
全て手作りのツナ瓶 2017年、東京・池尻大橋の小料理屋から生まれたツナ瓶詰「おつな」シリーズ。ツナ缶では再現できないシックな見た目と小洒落た名前が渋谷区民に受け、贈答品として各メディアに取り上げられるに至っている。その人気は、19年9月現在ネット通販全品が一か月のバックオーダーになるほど。名前的...
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投稿日 2019-08-28 13:17
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長井ずみ
希少な自社ブランド&ホワイトミートのツナ袋 三共食品は主にOEMでレトルトパウチ製品を作っている会社で、一般消費者がその名前を目にすることはほとんどない。このツナ袋も二十年ほど前から作られていたものの、大々的にアピールされるようになったのは最近のことだ。製品の出自は山梨罐詰のまぐろ油漬ソリッドとよ...
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投稿日 2019-07-21 23:21
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長井ずみ
これぞツナ缶のルーツ 戦前生まれの老舗缶詰会社、由比缶詰所。その中で創業当初からの味を堅持してるツナ缶の片翼がこの綿実油ファンシーである。戦時下統合、統合の解散、OEM専業時代を経て自社ブランド(ホワイトシップ印)を再興したとき、白と水色の大型缶がそこにいた。 大型缶から枝分かれする形で90g小...
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投稿日 2019-06-04 22:26
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
希少なホワイトミートのかたまり水煮 高いツナ缶を作り続けているモンマルシェ。ツナ缶もオイルサーディンも軒並み脂っこい製品で占められているが、これは水煮で高級感を求めたものだ。オイルを受け付けない体質の人でも安心して食べられる。 実は「ビンナガ(ホワイトミート)使用の」「水煮で」「ソリッド」という...
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投稿日 2019-05-14 06:22
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長井ずみ
事実上セカンドグレードとなった無添加系ツナ缶 三洋食品が誇るエース・赤缶(No.69)のサポート役として一定の存在感を放つのが、この銀缶。油漬としては珍しく「無添加」を大々的に押し出し、魚介系のエキスで味を整えている。 原材料名などスペックに出てこない部分で差異があり、赤缶と違って魚体の小ささ...
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投稿日 2019-05-02 00:04
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長井ずみ
岐阜は踊り、静岡はツナ缶を作った 高いツナ缶のラインナップをスタンドプレーで埋め尽くしているモンマルシェ。十分な利ザヤさえあればプロモーション戦略に押せ押せできると身をもって証明した同社が「令和」にツナ缶をぶつけてきた。 平成末期現在の同社は看板製品たる鮪とろブラックレーベル(No.127)・鮪...