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投稿日 2016-08-12 03:52
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
サスナ おりづるフレーク まぐろ油漬けフレーク(ホワイトミート) びんながまぐろ 綿実油漬けフレーク・普及品☆コメント 焼津市に本社を構えるサスナは、国産ツナ缶/ペット缶詰のOEM製造を手がける水産加工会社だ。OEM専門の会社のセオリー通り、自社製品はほとんど出回っていない。しかし、ふるさと納税の返礼品で「ガーリックツナ」がにわかな脚光を浴びて、会社の知名度は少しずつ増している様子。 今回取り挙げる「おりづるフレーク」は、サスナの中でも通好みの品である。缶詰には“まぐろ油漬けフレーク”と表記されているが、Webサイトの表記にしたがいおりづるフレークと呼称する。本ロットは2015.6製造...
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投稿日 2016-06-30 05:00
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
気仙沼ほてい 三陸 ホワイトツナ びんながまぐろ油漬けフレーク・高級品☆コメント 気仙沼ほていは、やきとり缶やツナカル等で知られるホテイフーズ(清水区蒲原)のグループ会社である。静岡と気仙沼というと600キロ近い距離があるが、その結束は非常に強い。もとはホテイの中で輸出向けの味付けツナ缶・ドレッシングツナを重点的に製造していた拠点だ。 このツナ缶はもともと自社製造・身内向けの贈答品として扱われていたらしい。三陸近海のびんながまぐろのみを主原料とし、地産地消にこだわっている。 東日本大震災で工場に甚大な被害を受けたものの、11年12月には工場を再開した。同時に震災復興アイテムとして人気を博...
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投稿日 2016-06-13 08:51
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長井ずみ
駒越食品 NIPPON TUNA W (ニッポンツナホワイト) びんながまぐろ油漬けフレーク・普及品☆コメント まぐろ中とろ缶が有名な駒越食品のびんなが油漬。普及帯の価格で、他の普及帯びんなが油漬缶に比べれば店頭で見かける機会も多い。Wは草でも芝でもウィキペディアのアイコンでもない、ホワイトの意味だ。 16年6月に本社で購入した詰め合わせから。2015.10月製。 身はかなり大きい。油以外の調味料の都合か、他社の製品より少しまろやかな味付けとなっている。 びんなが油漬として見ると「油が若干くどい」が、価格を考えれば許容範囲だろうか。普及品のきはだ油漬によくあるくどさ。 身が大きく塩...
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投稿日 2016-04-26 02:10
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長井ずみ
“薄味ですが、しっかりまぐろの美味しさを感じることができます。”勝浦ブランドの「生まぐろ」を地元の海水塩で整えた。素材の味で直球勝負。 勝浦漁業協同組合(JF勝浦) マグロ経済学シリーズ まぐろオイル漬 びんながまぐろ油漬けチャンク・高級品☆コメント ツナ缶の本場静岡県から西に450キロ。和歌...
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投稿日 2016-02-23 11:21
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はごろもフーズ シーチキンフレーク - BOSCO エキストラバージンオリーブオイル使用 - びんながまぐろオリーブオイル漬けフレーク・高級品☆コメント CGCグループがはごろもに依頼して製造しているスーパーPBツナ缶。しかしそのグレードは看過できない。入手店舗がCGC加入店舗のごく一部(静岡のしずてつストア、千葉のスーパーヤマザキ等)な上、PBとしては非常に珍しい国産品だ。 見かけたのはつい最近のことであり、おそらく高級ツナ缶バブルによる時代の要請だろうか。どちらにせよ、由比缶詰くらいしか製造していなかった(味付けでない)オリーブオイル漬がスーパーで調達できるのは貴重である。製造者は...
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投稿日 2015-11-28 21:53
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山梨罐詰(山梨缶詰) 塩とサラダ油で作った まぐろサラダ油漬 びんながまぐろ油漬けソリッド・高級品☆コメント 山梨罐詰は主にOEM製造を主とする会社で、特にはごろもフーズやマルハニチロとの関係が深い。しかし「自社ブランドの缶詰」はほとんど世に出回ることはなく、このツナ缶も公式HPで粗い画像が示されて存在が示唆される程度であった。 背中には「K.Y.」のトレードマークがあり、それが自社の製造所固有記号KYにつながっている。(また。はごろもフーズも後藤缶詰(旧社名)の頭文字をとって「G」をトレードマーク+固有記号にしていた。こちらは缶からGマークは消えてしまったものの固有記号をG2(焼津の...
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投稿日 2015-07-28 05:34
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音代漁業 音代丸のツナ しろラベル びんながまぐろ油漬フレーク・普及品☆コメント 漁船からパッケージングまでを自社で一貫する、音代(おとしろ)漁業のツナ缶。 「自社船の一本釣りびん長まぐろを使用」というキャッチコピーが大々的。一昨年に取り上げた音代丸のツナあおラベルの兄弟品で、スペック上も「きはだまぐろ」を「びんながまぐろ」に変えたモデルのような扱いである。缶の素地に直接印刷しており、前出のあおラベルより高級感がある。 金額や素材で評価すれば興津食品のまぐろフレーク油漬に近い。こちらも、びんながまぐろ+サラダ油の組み合わせを採用しており、実売価格も近い。 肉はやや大きめで、フレークの割に...
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投稿日 2015-03-15 01:14
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“「こんなに旨いツナがあったなんて・・・」と感じさせる本物の贅沢品です。” はごろもに並ぶ、もう一つの解。 モンマルシェ オーシャンプリンセス ホワイトツナ フレーク びんながまぐろ綿実油フレーク・高級品☆コメント モンマルシェは日本初の商用ツナ缶を生産したSSKグループの関連会社で、ハイレベルな素材と製法で「高級ツナ缶」への帆を上げた。2009年頃に「ツキジフーズ」という社名で同名のツナ缶を発売し、このデザインもツキジフーズ時代からほとんど変わっていない。入手できるのは本社か、静岡駅ビルのパルシェか、公式のネット通販のみ。販路は狭いが、入手するのは比較的容易。 由比缶詰所ホワイ...
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投稿日 2013-11-26 22:20
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“夏の太平洋を黒潮にのって日本近海まで北上する旬のびんながまぐろを使用したシーチキンの特選品です。” 55年目の伝統。この缶詰が、日本の食生活を塗り替えた。 はごろもフーズ シーチキンファンシー びんながまぐろ綿実油ソリッド・高級品☆コメント昭和33年、後藤缶詰(現在のはごろもフーズ)が国内向けに販売を始めたツナ缶。ツナ缶という存在が日本に生を受けたのはこれよりもっと前だが、当時国産品は全て「海外への出荷」に限られており、国内ではほとんど流通していなかった。国内で需要の見えないツナ缶を流通させるのは相応のリスクがあったが、後藤磯吉取締役の強い意志を受け取った現場によって、特約店と取...
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投稿日 2013-11-19 16:53
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長井ずみ
“一本釣りの近海まぐろ!夏の太平洋を黒潮にのって日本近海まで北上する旬のびんながまぐろを、使いやすくフレークにしたシーチキンです。” 数量限定のシーチキン。近海まぐろのみ使用でパワーアップを果たす。 はごろもフーズ シーチキン近海まぐろ一本釣り びんながまぐろ綿実油フレーク・準高級品☆コメント日本近海で一本釣りした「夏びんながまぐろ」のみを使用したツナ缶。シーチキンフレークとの違いは上記太字のみで、レシピもほとんど変わらない。缶を開けると綿実油の香りが広がる。通常のシーチキンフレークよりも肉が細かいが、油のコクと歯応えが強い。どちらかというとおにぎりに適しているか。スペック・味覚・...