神戸：ファルコンの散歩メモ

『インサイダーズ　内部者たち』（２０１５年・監督：ウ・ミンホ）の＜チョ・スンウ＞、　『コンフェッション　友の告白』　（２０１４年・監督：イ・ドユン）の＜チソン＞による史劇エンタテインメント『風水師　王の運命を決めた男』が、２０１９年１０月２５日より全国で公開されます。

土地や水脈の形状を見るだけで人々の運命を変える能力を持つ風水師「パク・ジェサン」は、「明堂（めいどう）」と呼ばれる運気の集まる土地を探し当てる天才でした。しかし、明堂の独占を画策する重臣「キム・ジャグン」の陰謀に巻き込まれ、最愛の妻子を殺されてしまいます。

失意の日々を送る「ジェサン」は「キム」に深い恨みを持つ王族の「興宣君」と出会います。「キム」一族の滅ぼすため、風水の知識を駆使する「ジェサン」と「興宣君」でしたが、やがて彼らは、天下最強の「大明堂」をめぐる巨大な謀反を知ることとなります。

「パク・ジェサン」役を＜チョ・スンウ＞、「興宣君」役を＜チソン＞が演じるほか、『インサイダーズ　内部者たち』の＜ペク・ユンシク＞、『悪いやつら』（２０１２年・監督： ユン・ジョンビン）の＜キム・ソンギュン＞らが顔をそろえ、監督は、＜パク・ヒゴン＞が務めています。

サイコスリラー『欲しがる女』（２０１６年）を手がけた＜セバスチャン・マルニエ＞監督によるフランス製の学園ホラー原題『Ｌ’ｈｅｕｒｅ　ｄｅ　ｌａ　Ｓｏｒｔｉｅ』が、邦題『スクールズ・アウト』として、２０１９年１０月２５日より公開されます。

名門中等学校で、生徒たちの目の前で教室の窓から先生が身を投げるというショッキングな事件が発生します。この学校に赴任してきたばかりの「ピエール」は、６人の生徒たちが事件にあまりにも無関心であることに気がつきます。

６人の冷淡で気まぐれな言動や行動に奔走された「ピエール」は、６人がなにやら危険なことを企んでいると確信するようになります。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション２０１９」（２０１９年１０月１１日～／東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか）上映作品です。

本日の＜グーグルロゴ＞は、女性解放運動を精力的に行い、「民権ばあさん」として知られていました日本の女性活動家「楠瀬喜多生誕（１８３６年１０月１８日～１９２０年１０月１８日）１８３周年」です。

徳川幕府　第１１代将軍「徳川家斉」の時代に、高知県（当時の土佐藩）に生まれます。
１８５７年に、土佐藩の剣道指南役を勤める「楠瀬実」さんと結婚します。
１８６７年、大政奉還が行われ、時代は明治となります。
１８７４年に夫と死別、２人の間に子供がいなかったため、彼女が戸主（家長）となりました。

１８７８年（明治１１年）、府と県に府県会が設置されることになり、その議員は選挙で選ばれることになりました。
その選挙資格は、「満２０歳以上の男子で、その郡区内に本籍を定め、地租５円以上を納める者」とされました。
彼女は戸主として税金を納めており、女性ということで選挙資格がないことに不満を覚えます。
そして、選挙権を認めてもらえないなら税金を払わないという抗議文を提出。

結果として、１８８０年に「区町村会法」が発布され、区町村会選挙規則は、その区町村会が制定できるようになりました。
彼女の住む上町町議会では、「戸主に限って」女性参政権が正式に認められることになりました。
ところが、１８８４年に、「区町村会法」が改正され、参政権は男性のみと政府により規定されました。
その後、彼女は自由民権運動に参加し、女性解放運動を精力的に行い、彼女は、「民権ばあさん」として知られていました。

１９２５年、普通選挙法が制定されますが、女性の参政権が認められるのは、第２次世界大戦後の１９４５年のことです。