クラシックの超難曲『ラ・カンパネラ』のピアノ演奏を独学で成し遂げた九州の海苔師<徳永義昭>さんの実話を基に描いた『ら・かんぱねら』が、2025年2月21日より公開されます。
佐賀の有明海で、30年以上にわたり過酷な自然と闘い続けてきた海苔師の「徳田時生」でした。繁忙期が明け、気が抜けたようにパチンコに通いつめる毎日を過ごしていたある日、自宅でテレビから流れてきた情熱的なピアノの音色に衝撃を受け、自分も同じ曲を弾いてみたいと思うようになります。
それは、プロのピアニストもひるむほどの難曲として知られる<フランツ・リスト>の『ラ・カンパネラ』でした。それまで音楽とは無縁の人生を歩んできた彼は楽譜すら読めず、妻や息子からは猛反対されますが、楽譜を購入して1日4時間から8時間ピアノに向かい練習を重ねていきます。
<伊原剛志>が「徳田時生」役で主演を務め、1日6時間ピアノを猛特訓して実際に『ラ・カンパネラ』を演奏。<南果歩>、<大空眞弓>、<不破万作>、<緒方敦>が共演しています。『さよなら、クロ』など数々の映画で製作を手がけてきた<鈴木一美>が初監督を務めています。