「1ドル=156円13銭~156円14銭」(1月20日)
1月
20日
20日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落でした。17時時点では前週末の同時点に比べ42銭の円安・ドル高の「1ドル=156円02〜04銭」で推移しています。
17日の米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが優勢でした。ただ、20日の<トランプ次期米大統領>の大統領就任式を前に持ち高調整目的の円の買い戻しも入り、円相場は「1ドル=155円台後半」に下げ幅を縮小する場面もありました。
国際通貨基金(IMF)は17日に発表しました世界経済見通しで、米国の2025年の成長率を上方修正しました。17日発表の2024年12月の米住宅着工件数が市場予想を大幅に上回る伸びだったほか、2024年12月の米鉱工業生産は市場予想以上に伸び、同日の米長期金利は(4.63%)に上昇でした。米長期金利の上昇を受けて、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが先行しています。
もっとも、日銀が今週23〜24日に開く金融政策決定会合で利上げに動くとの観測は円相場の下値を支えています。日本経済新聞電子版は17日、「政策委員の過半が追加利上げを支持する見通し」と報じており、利上げ観測は根強くあります。10時前の中値決済に向けては、国内輸出企業など実需勢による円買い・ドル売り観測もあり、円相場の下落は限られました。