4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。前日に大きく下げた後で、主力株の一部に自律反発狙いの買いが入っています。一方、半導体などハイテク株への売りが続いており、投資家心理の重荷となっています。
ダウ平均株価は前日に「626ドル」安となった後で、一部の銘柄には自律反発狙いの買いが入っています。前日発表の8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を下回り、景気の先行きへの警戒感が再び高まっています。景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株に買いが入り、指数を支えています。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、「エヌビディア」は一時(3%あまり)下落しています。3日、米ブルームバーグ通信が「米司法省が反トラスト法(独占禁止法)に違反した証拠を集めるため「エヌビディア」に召喚状を送った」と報じています。経営への影響を懸念した売りが出ており、他のハイテク株にも売りが波及しています。
ダウ平均株価は、前日比38ドル04セント(0.093%)高の4万0974ドル97セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比52.00ポイント(0.36%)安の1万7084.30でした。
S&P500種株価指数は、前日比8.86ポイント (0.16%)安の5520.07でした。