『映画検閲』@<プラノ・ベイリー=ボンド>監督
9月
1日
1980年代の年代のイギリスを舞台に、当時「ビデオ・ナスティ」と呼ばれた、低俗・暴力的との烙印を押された作品に対する検閲を題材に描いた2021年イギリス製作の心理ホラー『映画検閲』が、2024年9月6日より公開されます。
検閲のために過激な映像を見続けていた主人公が、次第に現実と妄想の境を見失っていくさまを描き、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭など各国の映画祭で上映されて注目を集めた作品です。
「ビデオ・ナスティ」に対する論争が巻き起こっていました1980年代のイギリスでした。映画検閲官の「イーニッド」は、それが正しいことだと信じ、暴力的な映画の過激なシーンを容赦なくカットする毎日を送っています。
その揺るぎない姿勢で周囲から「リトル・ミス・パーフェクト」と呼ばれている彼女でしたが、ある時、とあるベテラン監督の旧作ホラー映画に登場するヒロインが、幼いころに行方不明になり、法的には死亡が認められた妹「ニーナ」に似ていることに気が付きます。
主人公「イーニッド」役は『聖なる証』・『キャッシュトラック』などにも出演している<ニアフ・アルガー>です。これまでに短編映画を多く手がけ、長編映画はこれが初監督となる<プラノ・ベイリー=ボンド>が監督・脚本を務めています。