第171回芥川賞・直木賞の候補作品が発表され、直木賞ではSNSに小説を投稿して話題を集める<麻布競馬場>さんの作品が初めて候補に選ばれています
芥川賞の候補作に選ばれたのは、▽朝比奈秋(43)の『サンショウウオの四十九日』(「新潮」5月号) ▽ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル兼ギターを務める尾崎世界観(39)の『転の声』(「文学界」6月号) ▽坂崎かおる(39)の『海岸通り』(「文学界」2月号) ▽向坂くじら(29)の『いなくなくならなくならないで』(「文芸」夏号) ▽松永K三蔵(44)の『バリ山行』(「群像」3月号)の5作品です。朝比奈さん、坂崎さん、向坂さん、松永さんは初めて候補に選ばれ、尾崎さんは2回目の候補です。
一方、直木賞の候補作には、▽青崎有吾(32)の『地雷グリコ』(KADOKAWA) ▽麻布競馬場(32)の『令和元年の人生ゲーム』(文芸春秋) ▽一穂ミチ(46)の『ツミデミック』(光文社) ▽岩井圭也(37)の『われは熊楠』(文芸春秋) ▽柚木麻子(42)の『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)の5作品が選ばれました。青崎さん、麻布さん、岩井さんは初めて候補に選ばれ、一穂さんは3回目、柚木さんは6回目の候補です。
芥川賞と直木賞の選考会は、7月17日に東京・築地の料亭「新喜楽」で行われます。