今年の読書(13)『プライド2 捜査手法』濱嘉之(講談社文庫)
2月
21日
<濱嘉之>の「プライド」シリーズとして、『プライド 警官の宿命』に続く第2弾『プライド2 捜査手法』が、2024年1月16日に文庫本書き下ろしとして発売されています。
著者の小説はその時代の旬の話題・政治情勢を背景としているのが多く、単行本の刊行から文庫本化される2年ほどの間に時代遅れになる感がありますので、書き下ろし作品は読者としてありがたい配慮です。
さて、『プライド 警官の宿命』では、主な登場人物となる「高杉隆一」・「本城清四郎」・「大石和彦」の幼馴染3人の警察官としての経歴の幕開けでした。
本書では、現場一筋で暴力団の未解決事件を追う「本城清四郎」を主人公として、ヤクザと国会議員、そこに癒着する新興宗教団体が複雑に絡み合う事件の真相を追い求めていきます。
読書記録のために簡単にあらすじをまとめようと試みましたが、再読しても複雑な展開を手短にまとめるのは難しく、読んでいただくのが一番です。登場する新興宗教団体は今話題の「旧統一教会」を匂わせ、国会議員とのからみも秀逸で、面白く読み終えました。
投稿日 2024-02-21 21:13
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2024-02-22 18:56
ワオ!と言っているユーザー