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48. 悲嘆のプロセス:その5、「立ち直り」

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48. 悲嘆のプロセス:その5...
反省 と 後悔、 不満、
わかったことと、おぼろげながら見えてきたこと、
まったく見当もつかないこと、など、
いろいろな感情と情報が交差してくる時期があります。

流産した赤ちゃんは、決して忘れられません。
時間をかけても、その記憶は鮮明に残っていると思います。

絶対に、無理に忘れようとしてはいけません。


いろいろな感情のうずのなかで、
流産した赤ちゃんを
こころの中に受け入れようと思い始めたとき、

「立ち直り」

の状態になりつつあると思います。


自分の人生、自分を信じて、
自分が信じることをするしかないのです。
自分の分身として、
赤ちゃんは来てくれるのですから。


Let it be.
Tomorrow is another day.

人生いろいろ。
ケイセラ〜セラ〜、なるよう〜になる。
川の流れに身をまかせ。


実際、現実的には、こころの安定は非常に困難です。

何かのきっかけで、繰り返し、
「悲しみ」
「抑うつ」「無気力」
の状態に、すぐに舞い落ちてしまうことでしょう。

しかし、めげずに、何度も何度も、繰り返して、
気分を前向きに方向づけ、
ゆったりと、まったりと、過ごしましょう。
人生、何とかなるものです。
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47. 悲嘆のプロセス:その4、「現実直視」

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47. 悲嘆のプロセス:その4...
「抑うつ」「無気力」な状態から、
少しこころが活動し始めると、

「なぜ?」
赤ちゃんは亡くなったのか、

何がいけなかったのか、
流産を繰り返すとはどういうことなのか、
無性にこの現実を知りたくなると思います。


10年ぐらい前でしたら、その情報を知るすべは
ほとんどなかったと思います。
たぶん、それまでの先生から、
「私の知っている大学病院に紹介します。」
と言われ、大学病院なら権威の象徴だから、
たぶん大丈夫と、
自分を納得させていたのではないでしょうか。

大学病院というブランドが治療してくれるのではないのです。
大学病院の教授がすべてに優れているのではないのです。
大学病院のそれぞれの先生が、
どの分野に優れているかが問題なのです。


現在では、インターネットがあります。
ブログには、患者さんの生きた言葉があふれています。

洪水のような情報量ですが、
その中から、自分の現在の状況が
少しずつ見えてくると思います。
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46. 「抑うつ」「無気力」状態から抜け出す方法

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46. 「抑うつ」「無気力」状...
「抑うつ」「無気力」状態から、抜け出すひとつの方法は、
流産する前の、元気だった自分を思い出してみることです。
何かに一生懸命だったと思います。
自分がすきだった事があるはずです。
それを擬似体験でもいいから、やってみてください。
少しでも感動するという感情が大きな助けになりますから。

どこか、大声をだせる場所をみつけて、
こころから叫んでみてください。
こころが一瞬でも反応しますから。

以前すきだった陽気な歌を口ずさんでみてください。
たとえば、
ケイセラ〜、セラ〜、なるよう〜になる〜。

また、天気のいい日に、のんびりと散歩してみてください。
気持ちのいい風と、
気持ちのいい太陽の光が、
あなたのこころに届くと思います。

体を動かすことは非常にいいのです。
ストレッチするのもいいですし、
また、マッサージを受けるのもいいと思います。


さらには、甘党の方ならば、
カロリーを忘れて、いろいろな甘いものに挑戦してみてください。
こころがとろけるように。


どうしてもうまくいかないときは、
大きな目標は一時保留にしておいて、
当面、あしたできたらいいなと思うことを決めて、
少し前進してみてください。
小さな達成感でも意外と助けになりますから。

なんでもいいから、こじつけでもいいから、
周りのおかしいこと、こっけいなことを見つけてください。
そして、無理してでも、笑ってみてください。

それも難しそうならば、
かがみの前で、自分の顔をまじまじと眺め、
作り笑いをしてみてください。
少し、こころが動くと思います。


少しずつ、ゆっくりと、
前進したり、後退したり。
でも、きっと何とかいい方向へ
向かっていくと思います。

あなたは孤立してはいません。
同じような悩みを抱えた仲間が、
インターネットの向こう側で待っていますよ。
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45. 悲嘆のプロセス:その3、「抑うつ」「無気力」

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45. 悲嘆のプロセス:その3...
悲しい気分から、
すべてにゆううつ、何か空虚、むなしい感じ、
何も楽しめない、いつも疲れている感じに
なっていきませんでしたか。

このような「抑うつ」「無気力」な状態は、
この先ずっと続く人もみえますし、
何かのきっかけで繰り返し襲ってくる人もみえます。

こころの張り、あるいは、こころの気が、
自分の体から逃げている状態です。


几帳面で、正義感が強く、何事にも熱心な人。

悪い結果を、他人のせいだと思うより、
まず、自分のせいだと思ってしまう人。

このような執着気質で、こころ優しい人は、
一般的に、
「抑うつ状態」が長く続く傾向があると思っています。
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44. 悲嘆のプロセス:その2、「悲しみ」

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44. 悲嘆のプロセス:その2...
「パニック」状態から、時間とともに、
少しずつ感情が解けてきます。
たぶん、一人になったとき、
あるいは、
信頼できる人から優しい言葉をかけられたとき。

すぐには、そのつらい現実が受け入れられなかったと思います。
何か、無性に怒れてきませんでしたか。

その相手は、医療関係者であったり、
ごく親しい人であったり、
あるいは、自分自身であったり、
自分の運命であったり。


次第に、現実を受け入れざるをえなくなったとき、
「悲しみ」
が津波のように襲ってきたと思います。


この「悲しみ」のプロセスは、非常に大切です。
十分に時間をかけて、
亡くなった赤ちゃんを悲しんであげてください。


その悲しみの感情が赤ちゃんに届き、
天国の赤ちゃんが
あなたを癒してくれますから。

自分を、責めないでください。
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43. 悲嘆のプロセス:その1、「パニック」

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43. 悲嘆のプロセス:その1...
安心しきった状態のときに「流産です」と言われたとき、
予想外にも、また繰り返して「流産です」と言われたとき、
「パニック」
になりませんでしたか。
たぶん、そのときは、瞬間的に頭の中が真っ白
になっていたと思います。
すぐには感情表現すらできなかったのではないでしょうか。
感情が一時的に麻痺してしまったのです。

実際、ほとんどの場合、超音波検査で、
赤ちゃんの生死、あるいは正常妊娠の有無が、
まるでロシアン・ルーレットのように、
残酷なぐらいはっきりと、突きつけられます。

流産を宣告されたとき、
すぐに泣き崩れる心理状態ならば、まだいいのです。
本当にきつい場合は、ショックのあまり、
一見、冷静で淡々と、第三者的に対処されます。
たぶん、自分自身の人格までも壊れないように、
感情麻痺、現実逃避
が一時的に起こっているのではないかと思われます。

この感情のプロセスは、無理に変えることなく、
ある程度の時間と、
周囲の深い理解がぜひとも必要です。
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42. ヒトの生命の最も危険なとき:死亡率約50%弱

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42. ヒトの生命の最も危険な...
日本の妊娠の定義は、
「妊娠とは受精卵の着床に始まり、
胎芽または胎児および付属物の排出をもって終わる」となっています。

排卵した卵子は1日以内に卵管で受精して、
その6日後ぐらいに胚盤胞として子宮内膜へ着床を開始します。

着床過程としては
胚盤胞のなかの絨毛細胞が子宮内膜間質に侵入し、
その後、
胚盤胞全体が完全に子宮内膜のなかに包まれるように埋没します。
この過程には、6日間ぐらいが必要とされています。

つまり、受精後12日目、予定生理日2日前頃が
着床完了の時期となります。
着床完了時期ならば、高感度の妊娠検査で陽性と判断できます。


この着床過程での障害があるかどうかは、
自然妊娠の場合ならばわかりませんが、

体外受精・胚移植の場合では、
着床判定、妊娠判定までも維持できないことが
繰り返して起こったならば、
何らかの着床障害が存在している可能性があると考えられます。


着床完了後については、
妊娠反応陽性後、超音波検査で子宮内に胎嚢が見えるまでの
約1週間以内に流産した場合を、
化学的流産と定義しています。


それ以後の臨床的流産率が約10〜15%であるのに対して、
化学的流産率は、約20〜30%と推定されています。


着床障害も生物学的には、ある意味では流産と考えられますが、
その発生率はもちろん不明です。


しかし、化学的流産率と臨床的流産率の合計だけでも、
約30〜45%ですから、

ヒトの生命体の約50%弱が、

受胎直後に失われているのです。
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41. 体外受精の連続不成功例と着床障害の関係

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41. 体外受精の連続不成功例...
高いレベルを持つ体外受精クリニックにおいて、
胚盤胞移植を3回〜5回以上行っても、
着床判定、あるいは妊娠判定までも維持できない場合、
「着床障害」
の可能性が高いと考えられます。

最近、「着床障害」 の原因のひとつとして、
「拒絶の免疫異常」
が特に注目されています。

拒絶の免疫異常の主役としては、
「NK(ナチュラルキラー)細胞」、 「M-CSF」などが関係しています。

これらの免疫因子は、複雑なことに、
精神的因子とホルモン因子の影響を受けますので、
「着床障害」
の検査としては、それらも含めて行う必要があるのです。

そのうえで、すべての因子に対して、
過剰なぐらいの予防治療が、
「着床障害」を、克服する方法であると考えています。


移植前日から移植後の判定日まで、
普段どおりの生活を送られていましたか。

過剰な緊張、過剰な不安があれば、
自分の意思とは反対に、
免疫系は拒絶反応が優位になってしまいます。

不眠、下腹部痛等は、ひとつのサインかもしれません。
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40. 流産恐怖症

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40. 流産恐怖症
「もう二度と流産したくない」
「今度は絶対に赤ちゃんを抱きしめたい」
と誰もが考えます。
と同時に、
「早くこの辛い日々から逃れたい」
「早く普通の結婚女性に追いつきたい」
とも考えると思います。

このような想いを抱いて、
全国から不育症ご夫婦がこちらのクリニックに来院されています。

来院後の検査により、ほとんどの患者さんから、
流産に関係する何らかの身体的、精神的危険因子が
複数個みつかっています。

小さな命を、繰り返して、繰り返して、亡くしているのに、
異常がないはずがありません。

治療方法が決まった後、
今度は、
「早く、一刻も早く、妊娠したい」
と、がんばってしまいます。

基礎体温をきっちりと記録して、排卵日を推定し、
タイミングに傾注していませんでしたか。
高温層の後半時期になると期待が膨らみ、
生理が来てしまうと、その反動で、
失望感、虚脱感に襲われていませんでしたか。


このような慢性的な緊張状態の繰り返しのなかで、
いざ、妊娠反応が陽性になると、
まずは、喜びの感情がわいてきますが、
すぐに、いわゆる

「流産恐怖症」

とでも考えられる
「不安」、そして 「怖い」 と感じていませんでしたか。

症状としては、
「胸がドキドキする」
「のどが渇く」
「おなかが痛くなる」等がよくあります。

過剰な緊張、ストレスは、
子宮内膜の 「らせん動脈」 を収縮させて,
胎児細胞への栄養補給を細くしてしまいます。
これこそが、流産の原因になってしまいます。


そうならないために、妊娠前からの
精神的なゆとり、
「ゆったりと、まったりと、のんびりと。」
の感覚が大切と思います。

何とかなると感じるようになれば、
何とかなるものです。
#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

39. 旦那さんも悩んでいる

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39. 旦那さんも悩んでいる
不育症の精神療法には、旦那さんの心理状態が非常に大切です。



当院では、

初診時か2回目の検査結果説明と治療方法を説明するときに、

原則として、ご夫婦で来院していただいています。

ご夫婦で治療方法を納得していただきたいためと、

旦那さんの心理状態を少しでも理解したいからです。





城西病院に勤務していたときに、助産師さんを中心として、

不育症患者さんの夫の心理状態を調査したことがあります。



その調査結果では、

不安 や 疑問 や 悩み を自分ひとりで抱えている夫が

約20% いらっしゃいました。

相談できる相手が妻のみである夫が

約30% いらっしゃいました。



この結果より、

妻あるいは周囲の人への気遣いにより、

夫も予想以上に孤立して悩んでいる可能性が

示唆されました。



流産を告げられたときの感情調査の結果としては、

一番多かったのが

その悲しみと動揺でしたが、

その次には、



妻を慰めなければ、

妻を守らなければ、



という感情でした。





現在、多くのクリニックでは、不育症の治療のほとんどを、

ご本人の身体的原因に対するもののみに傾注していますが、

精神的原因を、それもご夫婦単位で見つけて治療することも、

同じくらいに大切であると確信しています。
#旦那さん

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