記事検索

294. 卵の質(老化)を見分ける方法

スレッド
294. 卵の質(老化)を見分...
体外受精した受精卵のなかで、
移植して育ってくれる良い卵とは、
多くの場合、培養士さんによって、
顕微鏡を見て、判定されています。

培養技術以外に、
卵を選ぶということも培養士さんの技術なのです。


良い卵ならば、
卵の中の細胞(割球)がほぼ同じ大きさであり、
フラグメント(細胞の断片化)があまりなく、
分割するスピードが遅くない
と、言われています。


それ以外にも、
良い卵を見分ける方法として、
受精卵を培養する培養液の中の酸素消費量を測定して、
消費量(呼吸量)が多いこと、
(この技術は近い将来、日本で臨床応用されると思います。)

また、
受精卵に特殊なRNA(リボ核酸)を注入して、
3次元動画で撮影し、
細胞分裂時に、
光らせられた染色体が正常に分かれることを見つけること、
(この方法はヒトで応用できるかどうか不明です。)

などが、報告されています。


いずれにしろ、
究極的には、
受精卵を選ぶ(選別)ということですから、
精度が高まれば高まるだけ、
倫理的な問題も発生してくるわけです。

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
この投稿へのコメントはできません。
ハッピー
悲しい
びっくり