過去の辛い経験があるため、、
妊娠(移植)したとき、
「気」 が張りつめ、
体がこわばっていませんでしたか。
検査などの結果に 「気」 をとられ過ぎると、
「気」 は、アドレナリン分泌により、
子宮内のラセン動脈を収縮させ、
胎児(胚)に十分な栄養を与えられません。
妊娠(移植)したら 「気」 をゆるめることが
すごく 大切です。
そのために、できることは、
妊娠(移植)したら、まず、
体をほぐすことです。
お風呂にゆっくり入り、
散歩や、ストレッチをして、
楽しかっったことを思い出す。
体がほぐれれば、
「気」 はゆるんできますから。
すきまに咲く 花
ありふれた小さな花が、
窮屈な岩間から、
空に向かって
遠慮気味に咲いていました。
いつもの多忙な生活のなかで、
ときどき、
ゆったり、まったり、過ごしてみると、
何気ない風景に
感動してしまいます。
これからの ひまわり
これから咲く
ひまわり を見つけました。
これから
太陽に向かって
真っすぐに、
真っすぐに。
想像すると、
元気が出てきます。
過去のつらい出来事や、
これからの不安ばかり考えないで、
今の自分を 大切に。
たとえ、
欲しいものが得られなくても、
もっと、もっと、
大切なもの が
きっと、
見つかりますよ。
今は解決できない心配事や、
もうダメかもしれないという不安が、
いつも頭の中で
堂々巡りしている、
そんなこと、よくありますよね。
いつも何かモヤモヤして、イライラして
心が重いものです。
それは、
「心の迷走」 が起こっているのです。
過去の心配事が、
将来への不安に
大きく連鎖しているのです。
そのため、
現在の状態が不安定で、
弱々しいものになっているのです。
そんなとき、
自分の意識の中に、
「未整理ぶくろ」 を作ってみてください。
今は解決できない心配事や不安な事を、
強く意識して、
頭の中の未整理ぶくろに
おしこめて、
二重にも三重にも鍵をかけてしまうのです。
できれば、
身体を動かしながら、
100回ぐらい呪文を唱えるのです。
強制的にです。
次に、
ちょっとすっきりした頭の中で、
今の日常のたくさんの
しなければならない事を、
忙しく、片付けていきましょう。
動いて、考えて。
未整理ぶくろの中身は、
いつか余裕ができて、
思い出したときに、
一気に、
整理してみてください。
人生は短く、
関心事はいっぱいあるのですから。
もう流産は経験したくありません。
出血を見るだけで怖くなってしまいます。
元気な赤ちゃんを産みたいのに、
心のどこかに残っている不安を
取り除くことができません。
と、
妊娠してからの 心の持ちよう に
悩んでいる方が多いと思います。
実際、間違って行動されている方が
多いのですが、
妊娠してからの 心の持ちよう の原則は、
がんばらないこと
なのです。
それと、
赤ちゃんの生命力を疑わないこと
なのです。
信じるしかないのですから。
特別な事は しないで
日々の忙しい生活を
いつものように過ごし、
出血しても、
生理の二日目以下の量ならば
ほとんどが生理的な出血ですから、
あわてないで、
水をたくさん飲んでください。
まずは一日ぐらい、
ほぼ普段どうりの生活をしながら、
様子を見守ってください。
多くなっていかないようであれば、
ほぼ大丈夫です。
あわてたり、緊張したりすると、
あなたのその 心の持ちよう が、
赤ちゃんへの血液の供給を
細くしてしまうのですよ。
考えてみてください。
妊娠できたことは、
短い命なのかもしれませんが、
新しい命を授かれたのです。
まず、
この事に感謝されてもいいと思います。
妊娠検査薬で陽性になった時点で、
子宮内に
胎芽がすでに発生しており、
あなたとの血液循環が
始まっているのですよ。
ブログNo.131 も、参照してください。
体外で培養した5日目の胚盤胞を
子宮内へ移植することはよくあります。
今までのヒト胚を培養液の中で
9日目の発生まで
培養できたことが世界最長記録でした。
2016年5月、ネイチャーという
世界的権威のある科学誌に、
「米国のロックフェラー大学の研究者が
ヒト胚を13日目までの発生まで
培養することに成功した」
ことが発表されました。
14日目以後のヒト胚の発生研究は、
倫理的な問題により、
多くの国や学会が禁止しているため、
13日目までのヒト胚の発生段階で、
実験を終了したとのことです。
14日目以後の胚では、
ヒト胎芽のもとが発生してくる段階なのです。
この実験成功により、
初期のヒト胚の培養環境や、
初期のヒトの発生の未知の側面が
加速度的に、
明らかにされてくるものと思われます。
弱っているとき、
藁にもすがりたい気持ちのとき、
それを助けられる立場の人は、
その立場の違いの重さを
十分に知っていなければいけません。
そうでないと、
逆に 傷つけ、
不幸にしてしまうことがあります。
医師の何気ない態度、
あるいは何気ない言葉が、
トラウマになっていませんか?
もしそうなら、
その医師は、技術はあっても、
心はまだまだ未熟なのです。
医師も普通の人間ですから、
いろいろな性格の人がいるのです。
医師だからといって、
100%信頼しないでください。
もし、医師の言葉や態度による
トラウマがあるならば、
そのことを第三者に伝えてください。
私にでもいいですよ。(メールで)
心が軽くなりますから。
「努力すれば授かるものではない」
そんなこと わかっています。
でも、
がんばって自分を奮い立たせないと、
辛い治療に立ち向かって行けません。
その気持ち、本当によくわかります。
もし、仮に
子供に恵まれなくっても、
あなたはあなたの母性を
十分に育てています。
これから、きっと報われますよ。
「幸せ」 の形は、人それぞれですから。
命 を愛しみ、
命 を育てようとする心、
その心は自分を
「幸せ」 にしてくれるはずです。
「幸せ」 は
自分で感じるものですから。
2016年5月28日(土曜日)の
13時30分より16時30分頃まで、
第13回「青クリの会」を開催しました。
約50名の方が参加されました。
講演では、最近話題の
移植前の卵のすべての染色体検査、
寄生虫感染やインフルエンザワクチン接種と
妊娠維持の正の関係の機序、
心の持ち方の重要性等についても
お話ししました。
「運命」と「心の状態」と「体の異常」
についてもお話ししました。
講演後の質疑応答では、
特に精神薬の胎児への影響、
夫側からの影響、
ヘパリン・アスピリン治療の実際、
流産内容物の染色体検査の意義
について、ご質問をいただき、
お答えしました。
その後の個別相談も10件近く受けました。
当院の保健師、助産師への相談も
多く受けました。
毎回、この会には熱気があります。
きっと少しはお役にたてたことと、
スタッフ一同、自負しています。
次回の「青クリの会」は、
9月か10月に予定します。
「 妊娠中に
インフルエンザワクチン予防接種
を受けた約5千人の妊婦さんは、
受けなかった妊婦さんに比べて、
死産率が約50%低下していた。 」
という研究報告が
オーストラリアから2016年3月にありました。
(Clin Infect Dis. 62: 1221-1227, 2016)
この結果より、
1)妊娠中のインフルエンザ予防接種の
安全性が支持されました。
2)無毒化したインフルエンザウイルス
を妊娠中に接種する(打つ)ことは、
妊娠の維持を助ける効果を持つ
ことが示唆されました。
と、結論づけられています。
この研究は大流行時の調査ではなく、
平時の調査ですので非常に重要です。
母体から見て、
胎児は半分が旦那さん由来の異物ですから、
「免疫学的な調和」 により、守られています。
何らかの原因で
「免疫学的な調和」 が乱れると、
自己抗体(抗リン脂質抗体)が発生して
胎盤内に血栓ができたり、
アレルギー的な異物反応に変化して
胎児・胎盤系を攻撃したりして、
流産・死産を引き起こしているのです。
妊娠中のインフルエンザ予防接種が、
弱っている 「免疫学的な調和」 を
補正している可能性が考えられます。
当院の 「ピシバニール免疫療法」
の理論的背景を裏づけしている論文です。
ピシバニールとは、
ストレプトコックス・ピオゲネスSu株を
ペニシリンと熱処理後に凍結乾燥した
病原性のない菌体製剤です。
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