癒される時間が大切です。
先日、一日に3名の潰瘍性大腸炎
の方が不育症の検査と治療のために、
来院されました。
以前より、潰瘍性大腸炎を合併した
不育症の方が多いと感じていましたが、
その日はさすがに、おどろきました。
主な症状は下痢と腹痛です。
原因不明な大腸粘膜の炎症ですが、
遺伝、環境、ストレス等の影響で
大腸内の免疫細胞が
過剰に免疫反応を起こしてしまう
ことが原因ではないかと
考えられています。
不育症や着床障害においても、
メンタル異常と免疫異常の
両面からの原因が
難治性の方に多く存在している
と感じています。
検査して
その結果を聞いたとき、
個々の検査の詳しい説明はなく、
(報告書ももらえず?)
「異常ありません。」
「ちょっと異常ですが、
このぐらいならば心配ありません。」
「この結果が異常ですから、
この治療をしましょう。」
と、簡単に説明されませんでしたか?
これでは、なかなか納得できませんよね。
具体的にわかりやすく、
理解できるような説明が、
ご本人の精神面からも
非常に大切です。
検査結果だけもらっても
内容がよく理解できていないようでは、
不安と迷いが残りますから。
納得して、
覚悟できるこが、
心の安定に大切であり、
そのこと自体が、
精神治療にもなるのです。
これからです。
皆様が これから
「いいお産」 につながりますように
願いをこめて、
平成28年11月03日(いいお産の日)に
ホームページを8年6か月ぶりに
リニューアルしました。
開院当時(8年6か月前)は、
ほとんどの方がパソコンで
当院ホームページに訪問
(1日に約100~200件のアクセス数)
していただいていましたが、
現在は、80~90%の方が、
スマホで訪問されています
(1日に約800~1200件のアクセス数)。
そこで、新しいホームページは
スマホにも対応しており、
見やすく整理されています。
内容も一新しました。
特に、「ご相談内容」については、
2001年9月より15000件以上になる
メール相談を受けていますが、
その中から最近の相談事例の一部を
検査と、治療と、その他の相談に分けて、
一新した内容を修正して記載しました。
ぜひ、ご一読ください。
ホームページの内容について、
何かお気づきの点があれば、
また、ご要望があれば、
ぜひ、お知らせくださいますよう
お願い申し上げます。
プチメンタル?
これからの事を考えると、
恐怖で息苦しい。
赤ちゃんを育てられない自分の体が
悲しくて辛い。
子供がほしい。
でも、自分は望んではいけないのでは。
メンタルもちょっと弱くなってきているから。
こんな方が、よくいらっしゃいます。
自分に厳しい方、
人に頼ることが苦手な方に多いようです。
自分がプチメンタルかな?
と思ったら、
「気」 をふりしぼって、
何かメンタルに良いものを探しましょう。
場合によっては、
近くの心療内科を受診してみて。
こころの安静が必要なのです。
あなたの子供を抱きしめる
ためなのですよ。
祈り
いろいろな事情で
海外での卵子提供による胚移植を
受けられて、
複数回 受けられて、
それでも授かれない方が
ときどき来院されています。
その多くの方は、
「着床前スクリーニング」 という
卵のすべての染色体を検査できる
方法によって、
理論的には
ほぼ正常卵を移植しているのです。
高齢の方がほとんどですが、
その原因は
卵とは考えにくいので、
主に子宮内環境なのです。
当院の検査では、
多くの方が、
まずはメンタル的に不利な状態です。
そして、
それに伴って、
免疫的に不都合な状態になっていることが
よくあります。
数週間前、
40代後半の方が、
複数回の卵子提供と、
20回以上の胚移植の後、
当院治療により、
妊娠初期を無事乗り切り、
卒業されました。
これからの成功を祈るばかりです。
ブログNo.455 を参照してください。
何度も、何度も流産すると、
何も信じられなくなってきます。
自分も信じられないぐらいに。
悪循環です。
まわりに温かくしてくれるものは
ないですか?
「流産した子が守ってくれる。」
「戻ってきていいよ。」
と、
自分に言い聞かせていた方が
いらっしゃいました。
当院の治療で無事卒業されるとき、
「今回、命が戻ってきてくれました。」
と、最後にお話しいただきました。
約40年以上前までは、
流産の原因は、
ほとんど卵(受精卵)の異常によるもの
と、考えられていました。
原因は卵がすべて(主役)のように
考えられていたのです。
現在では、
流産した胎児の染色体を
検査できますので、
卵が正常なのに流産することも
良くわかってきています。
つまり、
子宮内の環境による流産です。
体外受精・胚移植の不成功も
同じです。
不成功の原因は
卵がすべて(主役)ではないのです。
米国では、
「着床前スクリーニング」 という検査で、
移植前に
卵(胚盤胞)の染色体をすべて検査できます。
モザイクもありますので、
100%正確ではないのですが、
かなりの確率で正常な卵を
選択できるのです。
「着床前スクリーニング」 をした
卵を移植しても、
不成功が繰り返される場合も
よくあるのです。
それは、
子宮内の環境による不成功です。
緊張すると、下痢しやすい人は、
ストレスにより自律神経に乱れが生じ、
大腸の蠕動(さざ波様)運動が亢進して、
水分が十分吸収されないまま、
水様便になるのです。
反対に、
ストレスにより、
大腸の蠕動運動が低下して、
便の通過速度が遅くなり、
水分が過剰に吸収されると、
便秘になることもあるのです。
腸は神経細胞が多い臓器ですから、
脳がストレスを感じると、
腸はその刺激を感じ取りやすいのです。
ですから、
ストレスによる下痢状態の中での
胚移植(着床)は、
子宮の蠕動運動亢進の
可能性から考えても、
不利な状態であると
考えられるのです。
ストレスを和らげることが
大切です。
まずは、
寝る1~2時間前に、
ぬるめのお湯で
10~20分ぐらいの
半身浴をお勧めします。
子宮は月経血を膣腔へ押し流すため、
月経期には
下に向かって蠕動(さざ波様)運動を、
排卵期には
精子を受け入れるため、
上に向かって蠕動運動をしていると、
考えられています。
基礎体温高温期には、
受精卵を受け入れるため、
蠕動運動は低下しているようです。
しかし、
ストレスにより、
基礎体温高温期の移植(着床)時期に
蠕動運動が亢進していたら、
受精卵の子宮内膜への接着と着床が
うまくいかない
可能性が考えられるのです。
片づけることが好きで、
きれい好きで、
いつもきちんとしている方。
人からはどちらかというと、
ほがらかに見える方。
良く働く方。
人にどう思われているかが
よく気になる方。
常識的な方。
こんな方は
人生で何かにつまずいたとき、
気を付けて。
「うつ状態」
になりやすい性格なのです。
多くの事にこだわりを持ち、
責任感が強く、
がんばる人へ。
こんな人は、
人生につまずき、
こころが折れそうになったら、
今までがんばってきた分、
こころが
休憩したがっているのですから、
意識して、
人の眼を気にせず、
整理整頓には目をつむり、
心と身体をリフレッシュしてみましょう。
一見無駄と思えるような事、
周りの人からちょっと変に思われるような事、
が、
結構リフレッシュの助けになりますよ。
いっとき怠け者を演技してみましょう。
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