心配事が一気に膨らみ、
頭の中がぐちゃぐちゃになり、
お先真っ暗になったとき、
それでも、
なんだ坂、こんな坂、乗り越えて、
楽しかったことも思い浮かべ、
今までも何とかなってきたのだから、
がんばれば、何とかなります。
いろいろあるけど、
がんばりましょう。
何とかなると信じましょう。
人生、何とかなるもんです。
ブログNo.525にも書きましたが、
低用量アスピリン
(バファリン、バイアスピリン等)は、
血液をサラサラにするお薬です。
必要かどうかわからないのに服用すると、
副作用として、
血が止まりにくくなるため、
後悔することもあります。
妊娠初期によくある少量出血が
大量出血となり、
あるいは絨毛膜下血腫となり、
自然流産してしまうことも
あるのです。
よくあるご相談のなかで、
「妊娠初期の少量出血のときに
バファリンを中止していれば
血腫にならずにすんだのではないか?」
と、悩まれている方がいらっしゃいます。
アスピリンは血小板にくっついたら
離れませんので、
一時服用を止めても、
血小板の寿命の約一週間は
効果がなくなるわけではありません。
今月、オーストラリアから
お手紙をいただきました。
40歳以上の方で、
相当数の体外受精・胚移植を受け、
妊娠しても流産し、
流産児の染色体検査を受けたところ、
「異常なし、健康男児」
の結果を得た方です。
それまでは、
妊娠陰性が続いても高齢によるもの、
卵の老化・質によるもの、
と思い込んでいたそうです。
インターネットで当院を知り、
受診していただき、
同種免疫異常と過剰な生殖ストレス
が判明し、
当院の心身両面からの治療により、
妊娠維持に成功されました。
オーストラリアで今年、
超安産で元気な子を
出産されたそうです。
海外生活でのストレスを
考えると、
本当に良かったと思います。
今年ももうわずか、
来年こそ、
皆様に
大きな幸せが訪れますように!
幸せを抱きしめられますように!
「無菌性炎症」 って
聞いたことありますか?
普通は、
ウイルスや細菌などの感染によって
炎症が起こるのですが、
外部からの感染ではなく、
たとえば、
子宮内膜の機械的な傷に対して、
アレルギー的に炎症が起こった
場合のことを言います。
その 「無菌性炎症」 が
流産を引き起こす
ということが
報告されていますので、
要注意です。。。
アレルギー的な炎症が起これば、
あなたの免疫系が
受精卵を攻撃してしまう可能性
があるのです。
そのための検査としては、
同種免疫異常の検査が必要です。
たとえば、
NK細胞活性、
インターフェロンγ等です。
下記の #(ハッシュタグ) をクリックすると、
同じような内容のブログを検索できます。
2008年5月に、日本初の
「不育症と着床障害」 専門クリニックとして
開業して以来、
1年毎の治療成績を集計して、
これまでの成績をアップしています。
2016年5月より2017年4月までの
開業9年目の1年間の間に、
当院で初めて治療された方は、
485名でした。
ここ1年間で治療させていただいた
患者さんの中には、
他院でアスピリン、ヘパリン治療、
大量ガンマ―グロブリン療法を受けても
相当回数の流産を繰り返されていたのに、
当院の精神療法、ピシバニール療法、
子宮内ステロイド療法等により、
妊娠初期の維持に成功された方々が
いらっしゃいました。
9年間の合計の治療実績を、
当院のホームページに
本日、アップしました。
今までの治療実績
についてのブログは、
下記の #(ハッシュタグ) をクリックすると、
検索できます。
子宮内膜血流異常に伴う
うすい子宮内膜は
着床障害の原因のひとつ
と考えられていますが、
年齢的にもほぼ問題なく、、
女性ホルモン値も正常なのに、
なぜ、うすくなるのかは
未だ不明のままです。
最近、
遺伝子レベルでの研究で、
うすい子宮内膜における
着床障害には、
細胞性免疫の過剰な亢進
(インターフェロンγなど)
が関係している可能性が
報告されています。
当院では、
以前より、
インターフェロンγを
高感度定量測定しています。
原因がわからないまま、
不育症・着床障害の治療として、
低用量アスピリン
(バファリン、バイアスピリン等)が
時々処方されています。
なんとか妊娠維持してほしい気持ちは
よくわかりますが、
9件の臨床研究(対象1228名)を
まとめた国際論文(2014年)では、
原因不明の不育症には、
低用量アスピリンは 「効果なし」 でした。
低用量アスピリン治療は
1錠を飲むだけですから、
抵抗感はありませんが、
抗リン脂質抗体陽性か、
血栓性素因がないかぎり、
治療効果がないだけではなく、
副作用として、
出血のリスク(血腫等)がありますので、
十分注意してください。
詳しくは、
「抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の
診療ガイドライン」
2016年、南山堂
を参照してください。
私もパネリストとして参加しました。
先日、「ギフテッド」という映画を
見てきました。
面白くて考えさせられる作品でした。
世間一般の目から見た幸せが、
個々の人の幸せに
なるのかどうか?
人は人。
自分の人生は自分だけのもの。
不安なことも、辛いことも、
人生の試練。
変化に富んだ人生は、
内容豊かな人生です。
どんなときの自分でも
自分を信じることができれば、
それが
あなたの幸せ形です。
近頃のご相談のなかで、
何回も体外受精して、
なんとか妊娠まではするのですが、
流産も複数回あり、
それでも、すべて卵の原因と言われ、
不信感を持ちつつ、
それでも次こそはと、
がんばっている方が、
よくいらっしゃいます。
もち は もちや です。
体外の先生は、「卵の治療」
が専門ですが、
不育の先生は、「子宮の治療」
が専門です。
2回流産されたら、
約50%の確率で
子宮内に原因
がありますので、
不育症の精密検査を受けたほうが、
出産への近道ですよ。
不育症・着床障害の原因の中の
子宮内環境を良くできる
不育ドクターのタイプは、
「物腰がやわらかい」
と感じさせるドクターです。
もちろん経験と技術は必要ですが。
体外受精においては、
技術と経験がすべてですから、
どうしても
「こわくて気難しい」
と感じさせるタイプのドクターが
多いようです。
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