9月
9日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝里緑地の花Ⅱ〟❖ ’24-253 ❖》
偽球茎は、球形で地表近くをじゅず状に連なる。
葉は 3~5 枚,束生し長さ10~30cm。
狭長楕円形で先は尖り,縦のひだが目立つ。
表面は光沢無く白みをおびている。
花茎は基部葉腋より出て高さ20~40cmで短毛がある。
花期は 7~8 月。花は花茎の上半部に 8~20 個つけ淡紅紫色。
苞は披針形。萼片は狭卵形で上方に反る。
側花弁は線形で後方に曲がり、唇弁は心臓状卵形で前方に垂れ、
基部近くで 3 裂し中裂片は広楕円形で大きく先は尖る。
縁は細かくちじれ,隆起線はない。蒴果は倒卵形。
北海道(南部),本州,四国,九州に分布する。
県内では『神植目 33,神植誌 58』は塔ヶ岳,津久井,
横須賀,『箱根目 58』は神山が産地として記録されていた。
現在は、西丹沢のブナ帯や相模原市緑区(旧藤野町)、
それらのシイ・カシ帯の樹林内に生えるが稀。
『神 RDB95』では絶滅危惧種 ,
『神 RDB06』では絶滅危惧ⅠA 類とされた.