《雅羅・/・襍録〝里地の花Ⅰ〟❖ ’24-252 ❖》

センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名: Clematis terniflora DC.; C. maximowicziana Franch. & Sav., Enum. Pl. Jap.
センニンソウ(仙人草);蔓性木質(半低木)の多年草。
自生場所は、シイ・カシ帯~ブナ帯下部に見られる。
葉は羽状複葉、小葉は 3~7 枚。小葉の葉形は卵形~狭披針形と変化がある。
夏に、枝の先端および葉腋から3出円錐状集散花序を出す。
白い小さな4弁花に見えるのは萼片で、白色の萼片4枚が十字形に平開する。
牡丹蔓に似ているが、仙人草の葉には切れ込みがない。
対して牡丹蔓には牡丹の葉のような切れ込みがある。
また、仙人草は草。 牡丹蔓は、基部が木質化し、木に分類される。
仙人草の茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物。
花名の由来は果実先端に長く伸びた毛が仙人の髭に似てる事による。


《 里山里地の晩夏の花〝仙人草〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
“せんにんそう”;
夏になると、各地の日当たりの良い道端の藪や山野で咲き誇る花。
白い花を沢山に纏ったセンニンソウは、目を引く程に見事だ。
センニンソウはつる性の多年草で、無毛の茎は勢いよく長く伸びる。
仙人草の別名には、ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、
ウシクワズ(牛食わず)、ハコボレ(歯欠)、ハグサ(歯草)等がある。
此等の別名は有毒植物にゆえんする。
泉の森・シラカシの池東側(池東防衛林・仮称どんぐり広場)。
中に大きなホウノキがあり、脇の草地にアワブキが移植されている。
そんな所に、仙人草が咲き誇っていた。
柵にしたロープを蔓にしたように絡みつき、覆いかぶさった仙人草。
キンポウゲ科の学名はRANUNCULACEAE(ラナンキュラス)、
センニンソウ属の学名はClematis(クレマチス)、
どちらも園芸種の名前に使われて いる花名だ。
キンポウゲ科の植物は花弁状の萼片をつけるものが多く、
トリカブト属をはじめアルカロイドを含む有毒植物が多い。
 薬用として利用されるものもあるが。
花が美しく観賞用に栽培されるものも多い。日本には22属145種もある。
センニンソウ(クレマチス) 属にはつる性のものが多く、
葉は対生し葉柄で他のものに絡みつき、雄蕊、雌蕊が多数あるのが特徴。
半鐘蔓を除き風車・鉄線等、花が大きく上向きに咲く鑑賞用花。
この仙人草は在来種で、クレマチスの野生原種でもある。
オオアカマルノミハムシの仲間(ハムシ科の昆虫)は、
センニンソウの仲間の葉を食べて育つ、と図鑑で知った。
とか 甲虫が、集まっている姿を以前、見たことがある。
花には、わずかに芳香がある・・“ほのかな香り”
 
「令和陸年(皇紀2684年)9月8日、記」
 
 


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こんにちは。
毎年仙人草の花が咲く街路で、昨日花が咲いているのを見かけました。
公孫樹に絡まって高い所でも繁殖して花を咲かせていました。
投稿日 2024-09-10 10:05

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