〝夢待桜〟:
登録品種データベースより;
農林水産植物の種類 Prunus L(サクラ属)和名:夢待(よみ:ユメマチ)観賞樹
登録品種の名称, 夢待 (よみ:ユメマチ ). 出願公表時の品種名称. 出願番号, 24847.
樹形は盃状、樹高は亜高木性、樹幹の色は灰褐色、皮目の多少は中、
枝の太さは中、枝の色は灰褐色、分枝性は中、葉の全体の形は楕円形、
葉の先端の形は尾形鋭尖形、葉の基部の形は円形、葉縁の鋸歯の深さは中、
葉の鋸歯の形は単鋸歯、葉の鋸歯の先端の形は芒形、葉の長さは中、葉の幅は中、
葉の厚さは中、蜜腺の有無は有、蜜腺の位置は葉柄上部、花序の形は散房状、
花序の花数はやや多、蕾の色は64B、花の向きは横向き、花の形は一重咲、
花の開き方は平開形、花の大きさは中輪、花の色は65C、
花弁全体の形は円形、花弁の先端の形(切れ込みの多少)は少、
花弁の基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、花弁の数は約5、
雌ずいと雄ずいの長さの比較は同、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、
盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛の多少は無、がく裂片の形は長卵状三角形、
花柄の長さは短、花の香りは殆ど無、通常開花期は極早である。
(カラーチャートはRHSを使用)
出願品種「夢待」は、対照品種「カワヅザクラ」と比較して、
花の向きが横向きであること、
花弁の長さが中であること等で区別性が認められる。
対照品種「カンザクラ」と比較して、花の大きさが中輪であること、
花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
以上、データベースより。
「夢待桜」は、伊豆大島の故尾川武雄氏が作出した新種の桜。
美しい姿形と優しい色合いが特徴で、
正月頃に満開になる「おめでたい桜」として知られる。
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冬に咲く桜、十月桜・寒緋桜・寒桜・子福桜等々、総じて冬桜と呼ぶ。
しばらく前、藤沢市にある長久保公園に“夢待(よみ:ユメマチ)”
なる桜の若木が植栽されているのを見た。1月上旬に咲くとされる。
未だ実際に花に出会っていない。今年も見に行けなかった。
若木も成長したことだろう。来年は是非に見に行きたい。
画像を探したが見つからず、登録に提示された画像を借用した。
「令和陸年(皇紀2684年)1月19日、記」