《襍・/・画  “あづさい'23(18)” ❖’23-75 ❖》

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タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Sieb. var. involucrata
《 紫陽花の遅咲き種 ❖'23/07/26❖ 》
我が家の紫陽花も花枯れし枝・葉を剪定、切枝を小鉢に挿す。
花観察に出かけたいが、時間が中々取れなくて諦めの境地。
今年も伊豆半島の自生紫陽花を見れた。それだけでも由とするか。
夜中、お茶を飲みながら遅咲き紫陽花を思った。
*  *  *  
蕾が開き、中の花弁や萼が顔をだした時が最も判易い。
茎、葉に短毛が密生。葉は対生、葉柄は、長楕円形。
縁に牙歯状の細鋸歯があり、鋸歯の先が芒状になる。
葉の両面はざらつき葉の基部は円形、葉先は尖る。
蕾は苞に包まれ球形になり、花期が他のアジサイより遅い。
白い装飾花は3~5枚。総て装飾花なものを手鞠玉紫陽花と言う。
開ききると覆っていた殻は散ってしまう(咲き始めが玉紫陽花の特徴)。
玉紫陽花名は、丸い玉状蕾の中に花を構成する全てが入っている事から。
以前は、初秋に咲いた玉紫陽花だが、もう咲いている、と聞いた。。
玉紫陽花の自然自生地は、本州(福島県~岐阜県)の太平洋側の山地。
山地の林内、丘陵の谷間に見られる。日本固有種でもある。
玉紫陽花が咲き終わると、ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)の季節。
タマアジサイ(Hydrangea involucrate)にも色々ある。
a. テマリタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. steilis)
丹沢で発見、タマアジサイのテマリ型。
b. コ コノエタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. plenissima)
箱根二子山で発見。両性花が無く、全て八重化して複雑華麗になっている。
c. ギョクダンカ(Hydrangea involucrate f. hortensis)
タマアジサイの八重化品、ガク片は円形。
d. ヨウラクタマアジサイ(Hydrangea involucrate var multiplex)
伊豆の大島で発見、甲府付近でも見つかっている。
八重の無性花が幾重にも重なっている。
e. ヤエノギョクダンカ(Hydrangea involucrate cv. Hortensis)
装飾花と両性花が八重になる園芸種
f. シロバナタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. leucantha)
装飾花、両性花ともに純白
g. ラセイタタマアジサイ(Hydrangea involucrate var. idzuensis)
伊豆七島などの大型で葉が厚く毛深い品種
h. トカラタマアジサイ(Hydrangea involucrate var. takaraensis)
鹿児島県トカラ諸島に自生(絶滅危惧種)

「令和伍年(皇紀2683年)7月26日、記」

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