《眼福254“身近な植物観察地(11)!?!”❖21-306》

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ビワ(枇杷)         バラ科(Rosaceae)
学名:Eriobotrya japonica Lindl.
《”泉の森・植物(8)”❖’21/11/01❖ 》
ビワ(枇杷);
西日本の石灰岩地帯に野生のものが散見される由。原産地は、中国説が有力である。
現在日本各地で栽培されている。葉にアミグダリンやクエン酸等が含まれている。
古くから薬用に使われてきたが、薬効成分のアミグダリンは体内で青酸に変化、毒性もある。
高さは10m程。樹皮は灰褐色で細かい縦皺がある。老木になると剥げて、斑紋ができる。
葉は、枝先に集り互生。葉は広倒披針形で基部は次第に細くなり葉脈が深く裏面に隆起する。
葉表は濃緑色、無毛、光沢があり、葉裏には褐色の毛が密生する。縁には荒い鋸歯がある。
長さ10〜20cmの円錐花序にかなり芳香のある小さな花が100個前後つく。
花は、直径約1㎝の白色5弁花。花弁の内側下部、萼、花序には褐色の綿毛が密生する。

「枇杷葉湯(びわようとう)」
枇杷の葉は、江戸時代には民間薬としていろいろ重宝していた。
葉をそのまま煎じて枇杷茶とし、暑気あたり回復や下痢止めにした。
また葉を数枚風呂に入れると肌をなめらかにして、あせもに効くとされた。
京の烏丸の薬店が、枇杷葉湯として売り出したものが有名になる。
材料は枇杷の葉の他に、木香、桂枝、甘草、呉茱萸などを煎じたとされる。
京、大阪、江戸で売られたが、江戸では、宣伝用に路上で往来の人にただで振る舞われた。
そのため、後に貞操のない女のことを枇杷葉湯と言うようになった(「広辞苑」)。
「令和参年(皇紀2681年)11月02日、記」
#植物

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