《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(3+1)❖2021/5/8❖》
ヒメサユリは、日本固有種。茎高30~80cm。淡紅色や白花を咲かせる。
鱗茎は卵形で直径2~3cm。葉は広披針形で長さ5~10cmで互生、短い柄がある。
茎頂に数個、芳香のある花を横向きにつける。地温が25℃以上になると休眠する。
日本にはユリの仲間が10種以上自生しており、その一つがヒメサユリである。
多くのユリは、茎がある程度成長してから花芽がつくられる。
そのため植えたあとの手入れや場所が悪いと花をつけない。
が、ヒメサユリは前年の夏に蕾が作られ、植えればほぼ確実に開花する特質を持つ。
東北地方南部から新潟県の特産種で、山地から亜高山帯の草原に自生している。
和名のヒメサユリ(姫早百合)、別名的にオトメユリ、コマユリ、アイズユリ、ハルユリ、
サユリ、アカヤマユリ、カッチキユリ、サツキユリ等々、色々な呼び名がある。
しかしながら、自生・生育環境が減り、絶滅危惧ⅠB類(EN)。
「令和参年(皇紀2681年)5月13日、記」