モミジイチゴ(紅葉苺);
葉の形がモミジに似ているというので、モミジイチゴ(紅葉苺)という名。
別名のキイチゴ(黄苺)は、実が黄色なので、こう呼ばれる。
バライチゴやニガイチゴ等の木苺の仲間。近縁種に ナガバモミジイチゴ。
東日本に自生するモミジイチゴ対してナガバモミジイチゴ。は西日本で自生。
和名の由来は葉がモミジに似ていることから。茎や葉には刺がまばらに生える。
茎の刺はほぼ開出して曲がらず、葉柄や枝の刺は曲がる。葉柄は長い。
葉身は長さ7~15㎝の卵形~広卵形、掌状に5裂し、基部は深い心形。
中央裂片は、余り長くならないが、葉形や鋸歯は変異が多く切れ込みが少ないのも。
葉裏は緑色。花は単生し、直径約3 ㎝の白色5弁花、葉の下に、下向きにつく。
ナガバモミジイチゴは、全体に縦長になりやすく、普通3裂し、中裂片が特に大きくなる。
葉の形や鋸歯には変異が多く区別できない。
茎は直立し鉤型の刺が多い。葉は狭卵形ないし広卵形で3~5に中・深列する。
白い花を下向きにつく。花弁は白くひし形卵形。6月頃に果実が橙黄色に熟す。
甘酸っぱく美味。良く熟した実はふんわりとし美味だが静かに取らないとばらばらに。
又、中に黒い小さな虫がいることもあるので注意が必要。
* * *
眼を癒やすために散歩をする森の小径。間引きのためか伐採された木株。
そんな木株も子供にとっては遊び道具になりえる、そんなことを感じさせる光景。
遊び道具は、無尽蔵。森の自然は、とってもやさしくせっしてくれる。
「令和参年(皇紀2681年)3月6日、記」