《 “樹花(9)・_・春・雛祭・桃!!⇔”朴訥・/・視感》
モモ(桃);
往古より栽培されて来たが、野生化もしてる。果樹として、又、観賞用植栽もされている。
桃木の寿命が20年位と短いので桃花の名所は、余り聞かない。
桃は、初春の花として僕好みの花である。「桃源郷」と言われるように群落は洒脱だ。
季節感や風流さを感じる。今日は、桃の節句。枕草子 第四段三月三日に、
「三月三日は、うらうらとのどかに照りたる。桃の花のいまさきはじむる。
柳などをかしきこそさらなれ、それもまだまゆにこもりたるはをかし。
ひろごりたるはうたてぞみゆる。
おもしろくさきたる櫻をながく折りて、おほきなる瓶にさしたるこそをかしけれ。
櫻の直衣(なほし)に出袿(いだしうちぎ)して、まらうどにもあれ、
御せうとの君たちにても、そこちかくゐて物などうちいひたる、いしをかし。」
久し振りに文庫本を開いてみた^^)。