イヌショウマ(犬升麻);
キンポウゲ科の植物で見慣れているが、自生地は関東~近畿である由。
半日蔭の林縁や林床、暖帯に生育する。埼玉県では準絶滅危惧(NT)。
草丈20㎝程。茎葉はなく根元に集まって互生し1~2回3出複葉、
葉柄の基部は広がって茎を抱く。葉裏脈に縮れた短毛がある。
小葉は長さ5-10cmの広卵形で基部は心形~円形、先は掌状に3-5中~浅裂し、
縁に鋭い鋸歯があり両面の脈上に短毛がある。
枝先に長さ20-35cmの穂状の花序を出し白色花を多数つける。
花序は殆ど曲がらず短毛が密生する。花は下から上に咲き上がり蕾は赤みを帯びる。
サラシナショウマと異なり、ほぼ無柄で花穂に直接花がついているように見える。
開花時には花弁と花弁状の萼片があるが、開花後に落ち多数の雄蕊が残る。
果実は長さ5-6mmの無毛の袋果で、ごく短い柄がある。種子に鱗片状の襞がある。
ショウマと名付く種類は多いが、単にショウマとは、 サラシナショウマ の事。
サラシナショウマは、薬用になるが役立たないと言うことでイヌショウマ。
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秋らしい晴天の下、里山散歩をしたが、社会で起こっている事を考えると!?!
自然の脅威は、計り知れない。人間の「業欲」を考えさせられた台風被害。
権利と義務は、表裏一体。身を以て処したいが・・何も出来ない。
他力本願、行政・国政に切望するだけで、実にもどかしい。
建設基準法をもっと真摯にマスコミは伝えるべきだ。
鉄塔・電柱・鉄骨物の倒壊の原因究明、何故倒れたのか??
人的に被害ばかりを報道してるが、構築物自体の問題点をも報道すべきだ。
激甚災害の本質も再検討すべきだ。事象的即物に因われず本質検討を希す。
「2019/09/20泉の森」