クリトリア!!

クリトリア!!
花名をつけるとは、いかなるイメージでつけるものかと恒々思っていた。
先日整理していた資料の中に不可思議な花を見つけた。

インドから東南アジアが原産とか。現在では熱帯・亜熱帯地域に広く野生化している、「クリトリア(和名、チョウマメ)」わが国へは江戸時代には渡来したらしい。花のかたちは、「アサガオ」のような花を咲かせる。白いものは園芸種らしい。調べてみると、何とも発想(命名が)が、すごい。

女性の性器を形どる「チョウマメ」
Clitoria ternatea L. (マメ科)

大植物分類学者リンネは、この植物の花の形が女性の性器(clitoris)に似ていることから、学名(属名)をClitoriaと命名した。
 この植物の和名「チョウマメ(蝶豆)」は、青色の大きな花が蝶に似ていることにちなんで名付けられた。英名でもButterfly peaと呼ばれている。
 この植物の葉は、飼料に用いられる。花は濃い輝くような青色で青色の染料やリトマス試験紙の代わりに用いられる。アムボイナ(Amboina;インドネシア領Molucca諸島の中の島)では炊いたコメを薄く青色に染めるのにこの植物の花を用いる。豆果 の未熟なものは、サヤインゲンなどと同様に野菜として食用にされる。根は強力な下剤として用いられる。スーダン(Sudan)では、種子を下剤に用いる。また、インドでは、根および葉を利尿剤や催吐剤として用いる。
 本植物は熱帯アジア原産と考えられるつる性の草本で、現在では熱帯・亜熱帯地域に広く野生化している。また飼料用などのために栽培もされている。


#園芸 #花

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またまた、珍しき植物のご紹介

命名の由来が直截で、それが学名になる大らかさ。
国民性の違いでしょうか?

しかし、江戸時代の「浮世絵」の多くが閨事や秘め事を大らかに
ひょうげんしている事を見ると、そうとは思われません。
ただ、あからさまな命名には使わないのが、習性となっているのでしょう。

1枚目の右に見えるのが豆のさやでしょうか?
投稿日 2005-07-10 16:43

ワオ!と言っているユーザー


国民性もさることながら、言葉・語彙・阜サで日本語は実に豊かであろうかと思います。比喩的阜サ、語感を用いる日本語、それはおおらかな自然風土に根付いた、文化そのものでしょう。「オオイヌノフグリ」など、まさに日本的!?!だと思います。

「豆のさやでしょうか?」
インゲンにそっくりですね。
投稿日 2005-07-11 09:27

ワオ!と言っているユーザー


男根や女陰ではないのですが

「へくそかずら」(屁くそ蔓)がありました。

全体に悪臭があることから付けられたとあります。
投稿日 2005-07-12 01:05

ワオ!と言っているユーザー


ん〜・・・
似ているから・・といって付けてしまって、
またそれがそのまま認められてしまうというのも
女としてはちょっと複雑、というか何というか。。。

でも それこそが実は私の偏見、なのかも知れないのですけれど。(^ ^;)
そのくらいオープンでも どうってことないのかもしれませんねぇ。
投稿日 2005-07-10 23:11

ワオ!と言っているユーザー


まさに文化の違いでしょう。

蒟蒻の学名でもわかります。
植物分類学者はコンニャクの花序の形が、男根に似ているとみなし、学名(属名)を、"Amorphophallus"と命名している。amorpho(奇形の、不格好な、無定形の)と、phallos(英語penis;陰茎、男根)とからなるラテン語で阜サしています。

植物に限ったことではありません。
七夕の天の川、英語でMilkywayと言うでしょう。Milkとは!?!を思うと、命名者の感覚も、西欧の感覚も見えてくると思います。


投稿日 2005-07-11 09:51

ワオ!と言っているユーザー