“火垂袋!!”《襍感・/・点描‘16-40》

ホタルブクロ(蛍袋,火垂袋) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Campanula punctata Lam. var. punctata
別名:トックリバナ, ツリガネソウ, チョウチンバナ


梅雨の季節と言えば紫陽花をイメージするが、僕は、蛍・蛍袋が先に出てくる。
ホタルブクロ(蛍袋,火垂袋)
日当たりのよい山地の道ばたや林縁の草地に生え、地下にツル枝をだして繁殖する。
茎全体に粗い毛が生え直立。茎葉は互生、三角状卵形~披針形で先は尖り基部は茎を抱く。
下部の葉には翼のある葉柄があり、根生葉は基部が円形~心形。
長い葉柄があり、花茎が出ると花期に枯れる。花は穂状に1個~数個、下向きにつく。
花冠は、釣鐘形、先が浅く5裂し、赤紫色又は白色で内面に斑点があり、長毛が密生する。
雄蕊5個、蕾の中で花粉を出す。雌蕊の花柱に花粉をつけて開花し開花後に柱頭を開く。
萼は5裂、萼片は狭い長三角形、萼片の間の湾入部分に反り返った付属体があり縁に毛が多い。
変種のヤマホタルブクロは萼に毛がない。萼片の付属体もなく、湾入部分がふくらむだけ。
花名の由來は、花の形を提灯に見立て、古語である火垂(ほたる)を当てたという説。
又、花の中に螢を入れて遊んだ、が花名の由來という説等々。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
子供期の体験、捕まえたホタルをこの花で包んで持ち帰えりホタルを蚊帳の中に放し就寝。
後で、親・大人は其のホタルを生息地に戻す。それほど身近にホタルは生息してた。
首都圏(三浦半島周辺)でも極普通に身近で見ることが出来る環境であった。
又、子供は夜8時頃には、就寝する生活環でもあった。今とは生活環境が違うのは分かるが。
「寝る子は育つ」と言われる通り今でも孫世代(幼児・小児期の子)には、早寝を言うのだ。
平日の夜9時過ぎて大型スーパーの遊戯コーナー!に沢山の子供達を見ると!?!
これって・・・???疑問に想うは、爺の戯言か。

我が子の子供期、6月に入ると地元の祭りの準備、お囃子の練習が始まった。
小児のわが子たちは、6月は遅寝できホタルも見れる楽しい季節であったようだ。
保護者も季節感を感じていた。ホタルは、梅雨の風物詩でもあった。
蒸し暑い雨のない夜は、ほたる日和である。
6月中旬ころ陽が沈だころからホタルは、飛び交い・見え始める。
最初見えるのは、源氏ホタル、1~2週間後に平家ホタルが出てくる。
子供達に注意していたことは、草むらに光るものを観た時は、その場を離れなさい、と!!
特に懐中電灯を照らした時、動かない・点滅しない灯は、間違いなく蛇だ、と教えていた。
宅地化で田畑、小川がなくなり限られた場所でのみ観ることができる。
半世紀前にとある谷戸に高校生たちがホタルを大規模開発地から移し観察し始めた。
高校教師が指導して始まった観察だが、今も続いている。
此の谷戸辺りは、昭和の風情が残っている心地良い場所でもある。
その場所にホタルブクロも花開いているが、
ホタル自らがこの袋状の花に入り込むことは、今まだに観察されていない。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  



「大和市・西鶴間周辺'16/06/05」


#ブログ #花

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桜並木の横の畑に咲く火垂袋を歩きながら眺めています。

子どもの頃、近くの川で、昼間でも蛍を見かけることがありました。

今年もこの庭の池に蛍が生まれていないかと雨戸を閉めながら点滅の光を探しますが無理そうです。
投稿日 2016-06-12 14:45

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こんにちは、moonさん(^o^)~~。

生活環境が変わって(大規模土地開発)かつて自然植生で見せてくれた花々が、消えてしまった。そこで都市計画法の中に表土の保全項目が明文化されました。
所が、半世紀を以ってかつての植生生態に戻ってきています。自然は凄いです。

螢、健気に毎年、灯をともしてくれています。
今は少し遠いところに住まいいますが、我が身の環境も変わってしまいましたので螢の近くに戻ろうかっておもっているところです。
投稿日 2016-06-13 15:48

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