ワレモコウ(割れ木爪、吾亦紅) バラ科(Rosaceae)
学名:Sanguisorba officinalis L.
別字: 吾木香、我毛香、割れ木爪
里山等で乾燥した日当たりのよい草地や山の草原に多く見られる。
離弁花で高さ1m。晩夏から秋にかけて長さ1~2cmの花の集まり(花序)をつける。
花は黒っぽい赤色で直径約2mm位、花びらはなく4枚の萼片があるだけ。
ススキと一緒に中秋の名月に生ける風習のある花。ドライフラワーにもなる。
地下茎を干したものを地楡といい、薬用になる。
サングイソルビンというサポニンの一種とタンニンを含み、血止めにも使う。
サポニンは、広く植物にある物質で水にとけて泡をつくり薬の作用がある。
若葉はゆでて苦味をとってから食用にもされる。
秋の七草の1つ。秋の七草は春の七草と違い薬効のある植物が選出されている!?!
火傷・湿疹の治療薬とも資料にあったが、使い方は我、知らず。
我が家では、中秋の名月、十五夜にぼたもちをお供えしていた???
花を生けるにしても、裏山等の野原で花を切ってきて生けていた。
今の時代、こんな事をする方は少ないだろう。否、野の花を摘むことも憚れる。
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