報告とは
8月
8日
では報告はいつも正確であれば良いのだろうかと言うとそうではない。決して嘘の報告をしても良いと言っているのではない。当然報告する人間にも意志がある訳だから、自分の都合が良いように報告をするだろう。それをそのまま受け止めるか、それを正すかは報告を受ける人間の意志と言うことになる。報告をする人間を理解して、その報告に隠された(オブラートされた)内容を見通すのも管理者の技量だ。
さて、報告が良ければ何でも良いと言うわけではない。最終的には企業は利益を出さなければいけない。そのための手段として報告があるわけだ。報告は手段だが、報告だけが手段ではない。良い企業の条件として社内のコミュニケーションが良くできている必要がある。コミュニケーションは縦のコミュニケーションもそうだが、横や斜めのコミュニケーションも大切だ。また、社内だけではなく社外のお客様、ベンダーなどとのコミュニケーションも大切なのだ。
では報告を含むコミュニケーションを潤滑に行うためには何が必要か、それは「配慮」ではないかと思う。お客様にたいする配慮、スタッフへの配慮、上司への配慮、同僚への配慮。要するに相手の顔を見ること。相手の気持ちを理解する・いや理解しようとする態度が必要なのだ。それを無くすと人はただの伝書鳩になってしまう。そんなマネージャの下では働きたくないだろう。
仕事がストレスで会社を休んだ社員に、ゆっくり休めとメールした後に、仕事の指示をメールするような管理者、配慮がなさ過ぎます。あなたの目と耳は何を見て、何を聞いているのですか???
長くなりました。