PSPINC代表　内倉憲一の公式ブログ

皆様が病院などで使うCT scanがどのようにできたかと言う話を耳にしたのでお話しします。CT scanを開発したのは英国のEMIと言う会社です。このEMIと言う会社はCT scanの開発に当たって資金が足らなくなったのですが、 ある英国のグループのレコードを発売したことによって大量の資金を得ることができ、CT scanを操ることができました。

 

EMIの歴史
EMIは、1931年に設立されたイギリスの大手音楽会社およびレコードレーベルです。もともとはエジソンの蓄音機会社の一部で、エレクトリック・アンド・ミュージカル・インダストリーズ（Electric and Musical Industries）として設立されました。

 

CTスキャンの開発

 

CTスキャン（コンピュータ断層撮影法）は、1970年代にEMIリサーチ・ラボラトリーズの研究者、ゴッドフリー・ハウンズフィールド（Godfrey Hounsfield）によって開発されました。CTスキャンは、X線を使用して人体の断層画像を取得する技術で、医学診断の分野に革命をもたらしました。ハウンズフィールドの発明は、1979年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 

ビートルズとEMI

 

ビートルズは、1960年代にEMI傘下のパーロフォン・レーベルと契約し、世界的な成功を収めました。彼らの音楽は、EMIスタジオ（現在のアビー・ロード・スタジオ）で録音され、数々の名作アルバムが生まれました。ビートルズの成功は、EMIの音楽事業に大きな利益をもたらし、結果としてEMIが他の分野（例えば医療技術開発）に投資する余裕を生み出しました。

 

関連性

 

EMIがCTスキャンの開発に貢献できたのは、ビートルズをはじめとするアーティストの成功による音楽事業の利益が背景にあります。これにより、EMIは医療技術の研究開発に資金を投入し、結果としてCTスキャンという画期的な技術の誕生に寄与することができました。

 

このように、EMIの歴史には音楽と医療技術の両面での重要な貢献があり、ビートルズの成功がその一因となっているのです。