内倉憲一 ニュースレター Vol. 255 失敗を怖がらないためには
10月
19日
失敗を怖がらないためには
サラリーマンと経営者・事業主の最大の違いは何だと思いますか?私は、責任だと思っています。例えば、何かを成功させたとします。サラリーマンの場合、その功績が部署や個人の業績に直接的な影響を与えることは少ないと思います。しかし、経営者・事業主の成果は直接的に自分に反映されます。もちろん、それを社員に分配するかどうかも、事業主の裁量次第です。
それでは失敗した場合はどうでしょうか。たとえそれが社員が起こした失敗であっても、社員にその失敗の責任を負わせることは通常の組織ではありません。失敗はあくまで経営者・事業主の失敗であり、責任も経営者・事業主にかかります。
こうなると、経営者・事業主は決断をすること自体が非常に難しくなります。しかし"やる"、"やらない"、"決断をしない" の選択肢は最終的に経営者・事業主が決定しなければなりません。また、情報が十分に揃っているとは限りません。限られた情報の中で決断が迫られます。当然、情報がさらに集まるまで待つか、決断をしない選択もありますが、それによってビジネスチャンスを逃すこともあります。
それでは、経営者・事業主はどのように決断すべきなのでしょうか。これは私の考えですが、その事業に必要な投資がすべてなくなった場合を基本に考えます。その投資がなくなることで、会社の経営が破綻する可能性がある場合、私はその投資をしません。最悪の場合を考慮して、会社が耐えられる状態を前提とします。
ビジネスはギャンブルではないと考えています。無謀なリスクを取りません。おそらくその姿勢が、PSPINCが36年間続いている理由の一つかもしれません。同時に、急成長しない理由にも影響しているかもしれません。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
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